オレオサイエンス
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特集総説
がん治療とDDS
松村 保広
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2010 年 10 巻 1 号 p. 25-30

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抄録

DDS製剤の理論的支柱であるEPR効果の概念も世界にひろまりつつある。臨床においてもがん治療の分野を中心にナノテクノロジーを駆使したDDS系薬剤が次々と承認されてきている。本邦ではミセル製剤の臨床試験が始まり, ミセル製剤の臨床的な有用性が期待されている。
本論文では, DDSの国内外の臨床開発の状況, ミセル製剤の基礎と臨床, そして新世代のDDSの開発について述べる。

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© 2010 公益社団法人 日本油化学会
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