オレオサイエンス
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特集総説論文
SAFの製造技術とバイオマス・廃プラスチック利用
越川 翔生西田 孝伸松永 興哲谷利 駿
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2024 年 24 巻 8 号 p. 341-349

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抄録

運輸部門の中でも環境負荷の高い航空分野では,従来のジェット燃料からSAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)への代替が進んでおり,空のカーボンニュートラルが加速している。本総説では弊社が目指す炭素源循環社会の実現に向けた取り組みと国内外におけるSAFの研究開発動向について述べるとともに,特に弊社のREVO方式急速接触熱分解(R-CFP:REVO-Catalytic Fast Pyrolysis)技術について紹介する。R-CFP技術では廃食用油に加え,さらに賦存量の多い木質系バイオマスや廃プラスチックへと原料を拡大し,SAF等低炭素燃料を製造する高度資源化プロセスの確立および分解活性の長期安定化と低コスト化を図っている。R-CFP技術を用いることで高い軽質油(ナフサ+SAF+軽油)収率および高SAF選択率が得られる。

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