オレオサイエンス
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特集総説論文
肝臓のビタミンA貯蔵細胞におけるレチノイン酸受容体の機能
目崎 喜弘
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2026 年 26 巻 11 号 p. 423-428

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抄録

脂溶性ビタミンのひとつであるビタミンAは,視覚のみならず,増殖,分化,免疫,上皮の機能維持など広範な生命現象に関与する。ビタミンAは肝臓の星細胞に貯蔵されており,必要に応じて血漿レチノール結合タンパク質RBP4と複合体を形成して血中に放出される。末梢組織細胞に取り込まれたレチノールは,レチナールを経由してレチノイン酸へと酸化される。レチノイン酸は,核内レチノイン酸受容体(RAR)に結合して,標的遺伝子の転写を活性化することでその機能を発揮する。我々は,静止期の肝星細胞ではRARαのmRNAが豊富に存在することを見いだした。活性化に伴い,RARαのmRNAは減少し,その代わりに,RARαタンパク質が細胞質にスペックル状に現れた。活性化肝星細胞におけるRARαの役割について考察する。また,活性化肝星細胞で,いかにして転写後レベルのRARα発現誘導が起こるのかについても考察する。

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