オレオサイエンス
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総合論文
三次元周期構造を有する液晶ソフトマテリアル
菊池 裕嗣梶山 千里
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2003 年 3 巻 6 号 p. 295-300,286

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抄録
ブルー相は, コレステリック (キラルネマチック) と等方相の問の僅か1K程度の温度域で発現することのある特異な液晶相であり, 可視光の波長オーダーの3次元周期構造を有する液晶として知られている。ブルー相は, 光変調素子やチューナブルフォトニック結晶としての応用が期待されているが, 発現温度の狭さが実用化への大きな障害となっている。最近, ブルー相の発現温度域が60K以上に拡大する方法が見出された。その安定化ブルー相においても高速の電気光学効果も示されておりこの分野は今後ますます発展することが予想される。本総説では, ブルー相の基本的な性質と最近のトピックスについて解説する。
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© 2003 公益社団法人 日本油化学会
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