オレオサイエンス
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総合論文
脂質の蛍光検出とそのアプリケーション
森山 達哉
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2004 年 4 巻 4 号 p. 157-166,146

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抄録
近年, 様々な新しい蛍光試薬が開発されてきている。これらは核酸やタンパク質などの染色や標識に多用されている。また, これらの新しい蛍光試薬の検出のための高感度蛍光検出装置の発展もめざましい。とくに, 蛍光スキャナや蛍光イメージャーはその汎用性などから近年広く普及してきた。これらの装置は, TLCなどで分離された脂質種を蛍光試薬で染色し, 定量することにも用いられる。中性脂質やリン脂質をTLCにて分離した後, ローダミン, ジクロロフルオレセイン, プリムリンなどの蛍光試薬にて染色し, レーザー蛍光スキャナにて検出・定量した。また, 最近では多くの種類の蛍光標識脂質が開発されており, さまざまな実験に用いられている。これらの脂質の蛍光検出を用いた実験手法は, ポストゲノム時代の脂質研究に有益に適用できるものと考えられる。
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© 2004 公益社団法人 日本油化学会
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