コンピュータの進歩とともに,永年実験的研究が主体であったもの作りの分野でも,新しい化学,コンピュータ化学が生まれてきている.それを,産業革新のための新しい学問,強力な手法にまではぐくむことが重要である.原子・分子レベルの計算手法に加え,メソ・マクロレベルのシミュレータを開発することにより,製品レベルの予測も可能となる.さらに,電気伝導,熱伝導,摩擦・機械強度,発光・吸光,化学反応,電気化学反応,光化学反応,プラズマ反応などマルチフィジックスシミュレーション手法を開発することにより,多彩な産業分野への応用,産学連携の道が開ける.