応用物理
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Print ISSN : 0369-8009
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インピーダンス分光法による有機デバイスの電子物性評価
内藤 裕義
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2022 年 91 巻 2 号 p. 70-76

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抄録

有機デバイスは有機ELテレビやスマートフォンのディスプレイとして実用化されているが,フレキシブルデバイスとして新しい応用に向けた研究,開発も進展している.有機デバイスの電子物性を把握することは,デバイスの動作解析,設計に重要となる.インピーダンス分光法は,非破壊検査であるため,実際に発光,発電,演算する有機デバイスそのものの電子物性を評価できる,本稿では,筆者が開発してきたインピーダンス分光法により,高分子発光ダイオードなどの複注入デバイスの電子・正孔ドリフト移動度,価電子帯・伝導帯端から禁制帯内に向けて分布する局在準位,2分子再結合定数が評価できること,有機薄膜トランジスタでは,ゲート絶縁膜の誘電物性,接触抵抗に影響されない電界効果移動度,有機半導体/ゲート絶縁膜界面の界面準位を評価できることを示す.

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© 2022 公益社団法人応用物理学会
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