応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
最近の展望
第一原理計算と機械学習による原子間相互作用のモデリングと構造探索
世古 敦人
著者情報
ジャーナル フリー

2022 年 91 巻 2 号 p. 77-81

詳細
抄録

第一原理計算は,物質や材料のエネルギーや基礎的な物性,電子状態を得るための手段として不可欠であるだけでなく,より高度な計算である材料スクリーニング,結晶構造探索,未知物質予測,熱力学計算,分子動力学計算などを行う手段としても一般的になりつつある.しかし,このような高度な計算は,網羅的な第一原理計算を必要とするため,実行可能な対象は限定的であるというのが現状である.本稿では,機械学習手法や効率的データ構造を導入することにより,第一原理計算に基づいた高度な計算を効率的に実施し,それらの応用範囲(原子数,時間範囲,自由度)を大幅に拡大するための手法について紹介する.

著者関連情報
© 2022 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top