日本歯周病学会会誌
Online ISSN : 1880-408X
Print ISSN : 0385-0110
ISSN-L : 0385-0110
反回転式電動歯ブラシと手用歯ブラシとにおける口腔清掃の効果について
佐藤 寿祐佐藤 聡鴨井 久一
著者情報
ジャーナル フリー

1992 年 34 巻 2 号 p. 485-499

詳細
抄録

本研究は, 反回転式電動歯ブラシと手用歯ブラシにおけるプラーク除去効果について比較観察したものである。実験は顎模型による人工プラークの除去効果について規格撮影装置を用いたもの, さらに臨床研究では, 経週的なプラーク除去効果について比較観察を行ない以下の結果を得た。
顎模型での清掃効果では, 隣接面のプラーク除去率において, 電動歯ブラシで80%以上, 手用歯ブラシで65%以上を示し, 上下顎前歯部の近遠心面と上顎第一大臼歯の近心面を除いた全隣接面で続計的有意差が認められた(p<0.01, p<0.05) 。
臨床研究の清掃効果では, 電動歯ブラシ, 手用歯ブラシともブラッシングによる経週的清掃効果の向上は認められなかった。さらに隣接面では, 電動歯ブラシは手用歯ブラシに比べて高いプラーク除去率を示し, 隣接面において続計的有意差が認められた (p<0.01) 。

著者関連情報
© 特定非営利活動法人日本歯周病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top