日本歯周病学会会誌
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早期発症型歯周炎に対する初期治療の効果
竹本 俊伸, 小川 哲次, 中西 恵治, 佐東 元, 朱 正浩, 日野 孝宗, 恩塚 智子, 吉田 真美, 河本 扶美子, 藤谷 百合, 柴 秀樹, 大矢 泰慶, 東 富恵, 白川 正治, 岡本 莫
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1994 年 36 巻 2 号 p. 444-450

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抄録
本研究では, 早期発症型歯周炎に対する初期治療の効果を評価した。早期発症型歯周炎患者29人 (年齢13~35歳, 男性12人, 女性17人) を対象として初期治療 (ブラッシング指導, スケーリング, ルートプレーニング, 簡単な咬合調整) 前後の各臨床評価項目の推移について比較・検討した。その結果, 歯肉の発赤・腫脹, 出血, 排膿, 動揺の各スコアーおよびプロービングデプスはいずれも初期治療により有意に改善した。初診時に深さが6mm以下であった歯周ポケットでは, 初期治療により4mm以下に改善するものが多くみられたが, 7mm以上のポケットの多くは初期治療後に5mm以上に留った。また, 30代の患者では, 10代, 20代に比べて初期治療によるPDの改善が悪かった。これらのことから, 早期発症型歯周炎においても早期発見が重要であり, 成人性歯周炎同様に初期治療による効果が十分に期待できること, また, 初期治療による効果が少ない症例にはさらに積極的な治療を行う必要性があることが示唆された。
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