抄録
圧延界面インプロセス観察はロールと被加工材料との摩擦、潤滑およびロールの摩耗などに関する研究が欠かせない技術となってきている。加工における圧延接触区域潤滑剤の存在状況、流動過程をインプロセス観察することが期待されている。直接観察のために,専用圧延装置を試作した,その中にパイレックス系強化ガラス材の観察用レンズが設置され、レンズの片側端面は平面であり、反対側は圧延ロールと同様な曲面である。本研究では,レンズ表面のELIDファブリケーションを行って,その基本的な加工工程,加工条件,加工特性を報告する。