2022 年 29 巻 1 号 p. 34-39
【目的】埼玉県高校テニス大会におけるサポート状況・選手の特徴を明らかにし,今後のサポート活動をより効果的にする。【方法】2017年度-2019年度の大会時期にメディカルサポートブースを設置し,利用した延べ101名を対象とし,選手の症状と介入内容を調査した。【結果】サポート日数は大会日の半数以上は介入できていたが,大会初日の介入は1日のみであった。来室選手への介入時期は,試合後が61%と最も多かった。施術部位の発症時期は試合前が82%であった。施術部位は腰背部,下腿,手関節の順に多かった。施術内容はテーピングが7%と低値であった。【考察】サポート体制における今後の課題は,大会初日の介入ができる体制を構築することであると考えた。来室選手の介入時期は試合後に最も多いが,施術部位の発症時期は試合前が多いことから,症状の増悪・新たな傷害予防の観点から予防的介入の必要性が示唆された。