運動疫学研究
Online ISSN : 2434-2017
Print ISSN : 1347-5827
運動疫学分野の論文を書くときに気をつけたいポイント:やってしまいがちな事例集(緒言編)
門間 陽樹 , 武田 典子, 本田 貴紀, 石毛 里美, 難波 秀行
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ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 2510

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抄録
 本稿は,日本運動疫学会のセミナー委員会と広報委員会の活動の一貫として行ったSNS企画『#研究あるある』(2023年5月6日~2024年5月4日)の内容に基づいて,緒言(Introducion)を書く際にやってしまいがちな事例集をまとめ,注意すべき事項やその対策について解説した。IMRaD(Introduction, Methods, Results, and Discussion)形式の論文構成を考えた場合,緒言は論文全体の前提に該当し,前提がしっかりしていなければ,その後に記載される方法,結果,考察は評価の対象にすらならない場合もある。緒言には,その研究テーマの過去(研究の背景),現在(knowlegde gapやアイデア),未来(研究の意義)を含めなければならず,これらが十分満たされてはじめて研究を行う合理的根拠(rationale)が読者に伝わるものと考えられる。論文の書き方は一つではなく正解もない。質の高い研究がいつもできるわけではないが,質の高い記述は研究の質に関係なく常にできる。本稿が少しでも論文を執筆する際の手助けとなれば幸いである。
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