2014 年 13 巻 3 号 p. 113-116
「グループワーク」は、もともと都市問題を含む諸社会問題による困窮者を救済する目的であったが、「地域社会の諸問題により効果的に対処しうるよう、人々を援助するもの」として定義される。へスターが「コミュニティ・デザインのプロセスは、個人やグループ全体を治療することを意図している。」と言ったように、本来は一過性のものではなく、個人やグループ全体が「地域社会の諸問題により効果的に対処しうるよう」変化していくまで何度も繰り返し行われるべきものである。本論ではそれを明らかにすると同時に、繰り返し行われるようなワークショップにおいてグループワーク論の評価要素を用いてアセスメントすることの重要性を提議したい。