2013 年 28 巻 2 号 p. 189-193
〔目的〕乗馬シミュレータを用いた運動介入が大学生の歩行能力に及ぼす影響について検討することである.〔対象〕健常大学生29名とした.〔方法〕対象者を乗馬シミュレータによる運動を行う群(14名)と行わない群(15名)の2群に無作為に割り付けた.介入期間は4週間とした.各群において介入期間の前後に実施された10 m歩行テストの各測定値を比較した.〔結果〕運動を行った群では,最大歩行での歩行時間の短縮と歩行率の増大が認められた.〔結語〕乗馬シミュレータを用いた運動介入は,大学生の歩行能力の一部を改善させる.