抄録
〔目的〕刺激のリズムが変化したと意識的には気づけない小さなリズムの変化であっても反応動作が遅れるのかを明らかにする.〔対象〕健常者14名とした.〔方法〕聴覚刺激を合図に右足関節を背屈する反応時間課題を実施した.刺激間隔が1500 msの周期的な聴覚刺激を呈示する条件1,条件1のうち最後の刺激間隔のみを1425 ms(5%短縮)とする条件2,同様に1200 ms(20%短縮)とする条件3を設定した.最後の刺激に対する筋電図反応時間を3条件間で比較した.〔結果〕条件3の筋電図反応時間が条件1および条件2と比較して有意に遅延した.〔結語〕周期的なリズムはある程度の時間の幅をもって予測されており,意識的には気づけない小さなリズムの変化であれば反応動作は遅れない.