理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
股関節外転動作時における中殿筋の筋活動の左右差
升 佑二郎倉澤 裟代小山 広泰川手 瑞樹山本 泰宏
著者情報
キーワード: 股関節外転, 中殿筋, 筋活動
ジャーナル フリー

2016 年 31 巻 2 号 p. 285-288

詳細
抄録

〔目的〕股関節外転動作における中殿筋活動の利き足と非利き足の差に関わる要因を明らかにすること.〔対象〕健常な男性11名とした.〔方法〕利き足および非利き足の等尺性股関節外転トルクを測定し,その際の中殿筋上前側部の筋活動を同時に測定した.〔結果〕股関節外転0°のトルク値は,利き足の方が非利き足よりも有意に高い値を示した.また,中殿筋活動は,速筋線維の活動量の指標になる平均周波数においてのみ利き足の方が非利き足よりも有意に高い値を示した.〔結語〕股関節外転動作時の中殿筋活動は,非利き足の速筋線維の活動量が低いことが示され,障害の発生リスクを高める要因になりうると考えられた.

著者関連情報
© 2016 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top