抄録
〔目的〕脳血管疾患特有の歩行動作に対して,エンドエフェクター型歩行補助ロボット使用による変化を検証した.〔対象と方法〕対象は,発症6ヵ月以降の自立歩行可能な症例11名とした.歩行補助ロボットの補助の有無による歩行を比較した.評価項目は,歩行速度(m/min),歩行率(steps/min),歩幅(m),Physical Cost Index(beats/m)(以下,PCI),Borg Scale,心拍数変化量とした.〔結果〕歩行補助ロボットの補助なし歩行と比較して,補助があると歩幅は有意に広くなり,PCIは有意に低くなった.〔結語〕歩行補助ロボット使用によりPCIが低い結果となり,低い運動負荷量で歩行練習ができた.また,歩幅の改善が得られたため歩行能力の改善も示唆された.