臨床血液
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Symposium 3
多発性骨髄腫と血栓症
成田 朋子
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2018 年 59 巻 8 号 p. 1027-1033

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抄録

がん患者では,血栓症を合併することが多く,非がん患者と比べて4~7倍もリスクが上昇するといわれている。多発性骨髄腫は造血器腫瘍の中でも血栓症を合併しやすい疾患であり,患者の10%が経過中に何らかの血栓症を発症している。多発性骨髄腫における血栓症の合併には様々な特徴があり,背景には,患者関連・疾患関連・治療関連のリスク因子に分類される。近年の新規治療薬,特に免疫調整薬に代表されるような治療関連の血栓症が多い。血栓症を合併することは,骨髄腫患者の予後に大きく影響するため,これらの臨床的意義や病態生理,血栓症の予防と治療について理解を深めることは大変重要である。

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© 2018 一般社団法人 日本血液学会
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