河川技術論文集
Online ISSN : 2436-6714
石礫床河川の砂州掘削後の河床変動予測における平面二次元計算の活用方法
北野 陽資原田 守啓
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 30 巻 p. 113-118

詳細
抄録

平面二次元河床変動計算が普及し,河道の計画設計に用いられる場面は少なくないが,幅広い粒径の河床材料からなる砂州掘削後の河床変動について検証した事例はほとんど報告されていない.本研究は石礫床からなる砂州河道における河道掘削の計画設計時において,掘削後の河床変動を検討するための平面二次元河床変動計算モデルの運用方法について,木曽川水系長良川扇状地区間における掘削地2サイトの掘削後2出水期のモニタリングと再現計算を通じて,より一般化された手順を提案することを目的に検討を行った.外力として与える流量波形の閾値を吟味した後,6通りの河床材料の設定により,2出水期の再現計算を試みた結果,計算される地形変化の方向性は同様であるが,地形変化の速度が大きく異なり,準表層粒度分布を交換層及び堆積層に与える方法,準表層の代表粒径を均一粒径として与える方法が比較的現地の状況を再現した.準表層粒度分布の与え方や,予測時の外力の設定方法については課題が残った.

著者関連情報
© 2024 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top