日本化学会の防災指針は工場や研究所,学校で安全に作業や実験をする上で,守らなければならないさまざまのことを,具体的にわかりやすく記したもので,自主的な災害防止のための参考資料である.最初の掲載から35年間で108種の防災指針が出されているが,時代とともに内容面での刷新や,特に法規の改正に伴う見直し作業など,絶えず問いかけられている面もあるが,広く利用されて化学と化学工業にかかわる災害防止に役立つことを願っている.ここでは防災指針の作成経緯と,特色ある指針の紹介,今後の指針の作成方針などを述べる.