その3 では,被害状況と測定結果から考察し,爆発原因を推定した.災害調査の結果,生ごみ投入装置(ホッパーローダー)が停止するトラブルが発生したことがきっかけとなり,適切な処置をすぐに施さなかったことと生ごみ処理装置の構造上の問題点があったことから,発酵槽内の堆積物が蓄熱し,自然発火に至ったものと推定した.生ごみ処理装置の熱風吹き込みのブロアとヒーターは作動していたが,かくはん装置が作動していなかったため,通常の乾燥と発酵処理が行われず,熱風吹き込みにより堆積物の乾燥が進み,局所的に発熱,自然発火した.爆発は,発酵槽内で隙間が生じ,有炎となった状況で,消火作業に伴う室内への空気の流入と自然かくはんにより,爆発範囲の混合気の形成を促した状態で発生したと推定した.