抄録
三菱化学(株)は,鹿島事業所の第2 エチレンプラントにおいて,平成19 年12 月21 日に工事協力会社の4 名の方々の命を失う重大な火災事故を発生させた.当社はこの事故を猛省し,原点に還って安全管理の徹底に努めるとともに,「安全文化醸成活動」を進めてきた.この活動では,事故が起きた「根本原因」の追及や解析を進める中で,事業所の体質や風土について歴史を遡って洗い出しを行い,その改善のための「あるべき姿」を描いた.そして,真に安全な事業所としての「あるべき姿」を実現するために5 つの「安全文化醸成施策」として「安全力向上」「設備管理力向上」「ルール改革」「人づくり」「働き方改革」を実行してきた.この活動を始めて5 年になるが,今回,その成果も踏まえて,この活動について紹介する.