システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
第53回システム制御情報学会研究発表講演会
セッションID: ts03
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共分散構造分析とコンジョイント分析を用いたユーザ適応型観光情報提示手法
*藤岡 一也*藤井 佑一*東野 裕太*島田 哲夫
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抄録
観光産業は成長性の高い産業であると言われているが、世界的にみて日本は有数の観光赤字国である。現在、観光産業が抱えている主たる問題は、観光資源開発の不足と特定観光地への集中であり、観光情報を系統的に提供する手法の確立が急務となっている。従来の研究により、観光動機による観光地を推薦するシステムが提案されているが、動機要因の選択に曖昧な部分が多く、観光情報の分析が不十分であると言われている。そこで本研究では、まず観光に関するデータを収集し共分散構造分析により、観光を構成する要因を分析する手法について検討をおこなう。つぎに意思決定のトレードオフポイントを抽出するための手法であるコンジョイント分析を導入し、観光地の選択動機の構造を明らかにすることを目的とする。以上の分析結果をもとに、観光情報についての提示推薦システムを構築し、その有用性を示す。
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© 2009 システム制御情報学会
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