抄録
我々は、地球環境問題に関する代表的なゲームであるコモンスゲームを何度となくプレイし、その奥深さに驚嘆してきた。 しかしながら、同時に、しばしばゲームプレーイング自体が単調になってしまい、プレーヤの何人かはゲームプレーイングの続行の意欲さえなくしてしまうという光景に出くわしてきたのである。
本研究では、こうした状況から脱却するため、ニューラルネット並びに多目的進化法を導入することを試み、元々のコモンスゲームをより興味深いものに改良することを試みた。 そして、新たに作成された改良型ゲームがより興味深いものになっているかどうか、実際にゲームプレーイングを行なうことにより元のゲームとの比較検討を行なった。