2022 年 28 巻 2 号 p. 90-91
I.目的
固形食品摂取の際には,咀嚼による食品粉砕に加えて,顎口腔顔面領域の感覚と運動の統合機能を駆使した食塊形成過程が必須である.過去には,咀嚼による食品粉砕・食塊形成過程を筋活動様式の変化,食塊物性の変化,画像による動作解析・食塊移送の追跡を行うなどの手法で評価した研究があるものの,食品粉砕に引き続き行う食塊形成/移送を詳細に評価した研究は少ない.そこで本研究では,筋電図と顎運動記録を同時記録して,咀嚼時の食塊形成を定量評価できるか否かについて検討した.