日本シルク学会誌
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論文
極細・太繭糸繊度繭の繭糸質と生糸繊度
赤羽 恒子坪内 紘三
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1993 年 2 巻 p. 12-18

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抄録
 原料繭糸質に由来する生糸の繊度むら要因として、繭糸繊度、粒内偏差、接緒間隔等があげられる。極細、太繭糸繊度の繭で14d~33d程度の生糸を繰製し、それらの項目と生糸の繊度むらについて検討した。生糸の繊度むらについては、イブネステスターでそれぞれの生糸のU%(平均偏差率)を測定した。その結果、繭糸繊度の太い繭ほどU%に与えるこれらの項目の影響は大となり、繭糸繊度が1.5D程度に小さくなるとその影響はほとんどなくなる。同時に太繊度繭でも粒内偏差が小さめで繭糸長が長く解じょ率が高ければU%も低くなる。反対に中繊度繭でも粒内偏差が大きめで繭糸長短く解しょ率が低いとU%は高くなることが明らかになった。
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© 1993 日本シルク学会
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