東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科
横浜市立井土ヶ谷小学校
横浜国立大学教育人間科学部
2009 年 50 巻 2 号 p. 51-67
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科学概念の理解は概念についての自覚性と随意性の二つの性質により成立する。ヴィゴッキーはこの科学概念の教授原理として「発達の最近接領域」を提案した。本研究では「発達の最近接領域」を取り込んだ理科授業を分析することにより、教授原理としての機能を明らかにした。その結果、子どもに科学概念の構築プロセスを自覚化させる理科授業をデザインすることにより、子どもは科学概念の内化を促進させ、概念の自覚性と随意性を実感することができた。
日本理科教育学会研究紀要
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