2013 年 53 巻 3 号 p. 429-439
本研究の目的は,オーセンティック・ラーニングに依拠した理科授業が児童の燃焼概念形成に与える影響を明らかにすることである。この目的を達成するために,小学校第6学年理科「ものの燃え方」において授業を行った。そして,実践後,12人の抽出児童を対象に概念についての面接法を実施し分析した。その結果,オーセンティック・ラーニングに依拠した理科授業は,より統合された科学的知識を児童に獲得させ,その適用範囲を拡張させることに影響を与えていたことがわかった。また,現実世界の事柄や状況と関連をもたせることにも影響を与えていたことが明らかとなった。