理科教育学研究
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原著論文
天文学習で活用できる日時計アプリケーション教材の開発
―中学校理科における授業実践を通して―
小池 守小畑 直輝佐藤 仁紀倉山 智春
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2018 年 59 巻 2 号 p. 253-264

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抄録

本研究では, 太陽の動きを日時計の影で簡便に表示できる日時計アプリケーションを開発し, 中学校において季節が変化する原因を学ぶ授業で使用した。生徒の教材に関する理解度と教材に対する有用感, 天文学習に関する興味関心の高まりを基に, 教材としての有用性を検証した結果, 以下の3点が明らかとなった。1)生徒は, 授業を通して季節が変化する原因を理解し, 知識と知識を繋げて説明することができた。2)生徒は, 日時計アプリを役に立つ教材と考え, 予想を検証する目的で使いたいと考えていた。3)自主観測会への参加率は, 授業で日時計アプリを使用した学級が最も高く, ほぼ全生徒が最後まで継続観測することができた。以上のことから, 本研究で開発した日時計アプリケーションは, 天文学習で活用できる教材であることが示唆された。

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© 2018 日本理科教育学会
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