バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
研究
小学生男子と成人男性との全力疾走時における動作の違い
山田 敦志村木 里志古達 浩史濱中 伸介
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2013 年 37 巻 4 号 p. 243-248

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抄録
本研究では子どもの全力疾走時の動作特性を理解することを目的とし,8 歳から11 歳までの小学生男子(子ども群:n=20)と20 代の成人男性(大人群:n=10)を対象に全力疾走動作を三次元動作解析により測定し比較を行った.体格の違いを考慮した疾走能力の指数において,子ども群は大人群に比べ特にピッチ指数が低い値を示した.その原因として,足部が前方で接地することと,その後の立脚期中盤に股関節と膝関節が屈曲する疾走動作が示唆された.
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© 2013 バイオメカニズム学会
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