バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
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オランウータンの樹上生活とロコモーション
久世 濃子
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2014 年 38 巻 3 号 p. 187-192

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抄録
オランウータンは東南アジアに生息する大型類人猿の一種で,現存する最大の樹上性動物でもある.本稿では、オランウータンのユニークな生態(単独性,少産少子社会,採食行動)を紹介した上で,野生オランウータンのロコモーション(運動様式)に関する既往の研究をレビューし,ロコモーションの多様性や多様性を生み出す要因について議論する.最後にオランウータンを通じて,ヒトの祖先が樹上生活していた時に獲得した,直立二足歩行の前適応を,形態と生態の両面から考える.
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© 2014 バイオメカニズム学会
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