日本水産学会誌
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カタクチイワシシラスの資源重量から試算したサワラ人工種苗放流による 0 歳魚加入資源の上積み量
小畑 泰弘山崎 英樹竹森 弘征岩本 明雄浜崎 活幸北田 修一
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2008 年 74 巻 5 号 p. 796-801

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抄録
瀬戸内海東部海域で実施したサワラ人工種苗放流による加入資源への上積み量を推定した。種苗放流は,2002 年には平均全長 38 mm 及び 114 mm で 133,929 尾が,2003 年には同 36 mm 及び 96 mm で 171,193 尾が ALC による全数耳石標識により行われた。1987~2001 年の 11 月における天然 0 歳魚の平均体重と 0 歳魚 1 尾当りの餌料生物量(カタクチイワシ)の関係,及び放流魚の混獲率を用いて人工種苗の資源への上積み量を,2002 年が 30 トン,2003 年が 116 トンと推定した。
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© 2008 公益社団法人 日本水産学会
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