長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
長崎大学水産学部
2015 年 81 巻 4 号 p. 722-724
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シロウオ Leucopsarion petersii の繁殖可能な流域を拡大するために,底質を改善する河床造成実験を行い,その効果を検討した。本種の遡上期前に粘土底質が広がる流域に 8 つの実験区を設けて,河床表面の粘土を含む細粒底質を砂礫と入れ替えた。繁殖盛期に実験区とそれと隣り合うコントロール区の繁殖利用状況を調査したところ,実験区で卵塊数が有意に多く,河床造成により本種の繁殖利用が促されることが示された。
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