膵臓
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総説
膵疾患の画像診断における最近のトピックス
廣岡 芳樹伊藤 彰浩川嶋 啓揮原 和生内田 博起野々垣 浩二春日井 俊史大野 栄三郎大宮 直木丹羽 康正後藤 秀実
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2007 年 22 巻 2 号 p. 95-109

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抄録
膵疾患診断における超音波内視鏡(EUS)の有用性は既に確立されており,必須の検査法であるといえる.基本となるB-mode画像において,電子走査方式EUSはメカニカルラジアル走査方式に比して同等以上の画質が得られることが証明されたことで,EUSの主流がメカニカルラジアル走査方式から電子走査方式(電子ラジアル型,電子コンベックス型)に変化することは必然的なものとなる.電子走査方式になることで,ティッシュハーモニックイメージング法,カラードプラ断層法·パワードプラ断層法,造影ハーモニックイメージング法,三次元画像,real time tissue elastography®などすでに体外式超音波検査(US)では広く臨床応用されている技術がEUSで行えるようになった.このように多方面からのtissue characterizationが可能になったことは膵疾患診断に関する有用性がさらに向上したことを意味する.今後はさらに症例を蓄積し明確な臨床的有用性を証明してゆく必要がある.本稿では,電子走査型EUSで可能になった種々の画像診断法に関して概説する.
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© 2007 日本膵臓学会
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