タウリンリサーチ
Online ISSN : 2434-0650
Print ISSN : 2189-6232
肥満マウスの白色脂肪組織におけるタウリン濃度の低下は 持久性トレーニングで抑制されるか
海老名 慧山本 大介石倉 惠介小峰 昇一宮﨑 照雄大野 貴弘宮川 俊平大森 肇
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 2 巻 1 号 p. 31-33

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抄録
先 行 研 究に よ る と 、高 脂 肪 食 (High Fat Diet:HFD)由来の肥満マウスにおいて、血中のタ ウリン濃度が低下することが報告されている 1。本 研究では、HFD 摂取により肥満したマウスの白色 脂肪組織(White Adipose Tissue:WAT)中でタウ リン濃度が減少するのか、またその肥満マウスが継 続的に持久性トレーニングを行うことで肥満が抑 制され、WAT 中のタウリン濃度が改善するのかに ついて検討した。 本研究では、WAT 中のタウリン濃度が肥満によ り減少することを初めて明らかにした。しかし、持 久性トレーニングの時間や強度が不十分だったた めか、肥満は改善されなかった。HFD 肥満マウス の WAT 中のタウリン濃度の低下は、不十分な持久 性トレーニングでは抑制されないことが示された。
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© 2016 国際タウリン研究会

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