2014 年 7 巻 p. 11-18
消費者行動に関する意思決定モデルが数多く存在するが、その中の一つであるAIDMA モデルの評価項目に注目し、背景色によって商品の印象が異なるか、大学生を対象に調査を行った。商品の選出においては、大学生の商品への関与を考慮し、低価格商品であるペットボトルと高価格商品である携帯電話の2 種類を用い印象評価を行った。その結果、商品に関わらず、背景色の影響を受けることが示唆された。今回は質問紙法による調査であったため、今後はより現実場面に近い状況での調査が必要であるとともに、色イメージからの検討も必要であると言える。