東海北陸理学療法学術大会誌
第25回東海北陸理学療法学術大会
セッションID: S-8
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当院教育入院の現状報告と課題
*中立 大樹
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キーワード: 教育入院, 急性効果, 評価
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抄録
【はじめに】  当院では2週間の教育入院(上限6名)が実施されている。今回この教育入院に対する理学療法士の関りについて現状と課題を報告する。 【現状報告】  当科は1週目水曜日に運動に関する講義を、2週目水曜日に実習を担当している。講義は、運動に関する基礎知識、意義、実際の方法、注意点などを指導している。実習は2週目昼食後に実施し、1周220mのコースを3周歩行し、これを3セット行っている。そして、1セット終了毎に自己測定による脈拍、RPEの測定を行い、患者状態、歩行速度、運動強度等のチェック、指導を行っている。また、運動前後でSMBGを行い、急性効果(運動前血糖値-運動後血糖値)の体験を運動の動機付けとすることが大きな目的の一つとなっている。2005.8.9~2007.12.25の教育入院終了者(平均年齢58歳)で臨床dateをまとめた。運動時の脈拍・RPEの平均は脈拍97.8±16.3bpm、RPE11.2±1.6であった。血糖値は運動前192.1±72.0mg/dl、運動後154.5±58.3mg/dlと低下した。しかし、14.3%の者に急性効果の上昇を認めた。そして、この上昇群は運動前血糖値100mg/dl以下で多発し、150mg/dl以下と範囲を広げると血糖値上昇者の75%が該当した。また、急性効果と運動前血糖値は正の相関を示し、運動前血糖値が高いほど大きく表れた。そして、インスリンの影響を受け、インスリン治療者では、急性効果は大きく、急性効果上昇者も少なかった。その他、特筆するような差、関係はなかった。 【課題とまとめ】  当院の実習では低強度の運動であるが、85.7%で急性効果を確認し、適切な運動が実施できていると思われた。しかし、今回のdateから、運動前血糖値以外に急性効果と関係するdateは認められず、入院前活動量や体力等の他の評価を充実させていく必要がある。
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© 2009 東海北陸理学療法学術大会
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