東海北陸理学療法学術大会誌
第25回東海北陸理学療法学術大会
セッションID: O-51
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肺年齢と嚥下機能テストとの関連について
誤嚥性肺炎のリスクについて
*黒木 光太田 清人田上 裕記南谷 さつき村田 公一金田 嘉清
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抄録
【背景】誤嚥性肺炎のリスクは、肺年齢と実年齢の差が22歳以上になると有意に高くなることが先行研究で示唆された。東嶋は呼吸機能と嚥下機能の協調運動の障害で誤嚥性肺炎のリスクが高まると報告している。このことは誤嚥性肺炎のリスクを肺年齢だけでなく、嚥下機能との関連からも検討する必要性を示唆している。
【目的】肺年齢と実年齢の差と嚥下機能テストの関連性を確認し、双方の機能から誤嚥性肺炎のリスクについて検討すること。
【方法】対象者は96名(男性67名、女性29名)、平均年齢(SE)73.0(0.4)で、基礎疾患はCOPD中重度60例、COPD軽度16例、呼吸器疾患の既往なし20例であった。肺年齢は日本呼吸器学会による計算式で男女別に算出した。肺年齢から実年齢を引き((肺―実)年齢)、22歳をカットオフ値とし2群に分けた。嚥下機能テストは、反復性唾液嚥下テスト(RSST)、水飲みテスト(WST)、簡易嚥下誘発テスト(S-SPT)、頸部聴診法(CA)を施行した。RSSTは3回未満を不良群、3回以上を正常群とし2群に分けた。WSTはプロフィール1・2を正常群、3・4を不良群とし2群に分けた。S-SPTは正常群とそれ以外の2群に分けた。CAは正常音とそれ以外の2群に分けた。(肺-実)年齢とRSST、WST、S-SPT、CAとの関連をカイ二乗検定にて分析した。
【結果】(肺-実)年齢とRSSTは22歳以下で正常22人、異常14人、22歳以上で正常24人、異常36人であり、p<0.05で有意な関連を示した。(肺-実)年齢とWST、S-SPT、CAは有意な関連を示さなかった。
【考察】呼吸機能とRSSTに有意な関連を示したが、他の嚥下機能テストとは関連を示さなかったことから、RSSTは他の嚥下機能テストと比較すると感受性が高いと考えられた。しかし今回の結果から嚥下機能テストに問題がない場合でも、呼吸機能に問題があれば誤嚥性肺炎のリスクは高くなることが推測された。
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© 2009 東海北陸理学療法学術大会
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