2023 年 28 巻 3 号 p. 3_89-3_91
政治にまったく興味を持っていなかった筆者が、一歩間違えれば重大事故に繋がりかねない危険な保育を目の当たりにし、市議会議員となり、一人の議員として子どもの事故を予防するために活動する中で、より確実な成果を出すためには組織の力が必要と考え、超党派の地方議員連盟を設立した。現在80名を超える所属議員は、互いに連携・協力して子どもの安全に関する問題に取り組んでいる。その活動は地域を変え、国を動かしてきた。今後は子どもの事故予防に関心を持つ地方議員をさらに増やし、議員がこの議員連盟で学び、その学びをそれぞれの議会に持ち帰り、提言をして成果を出す。そしてその成果が地域住民からの評価につながり、再び選挙で選ばれる。このような好循環を生み出し、全国で子どもの事故予防活動が活発に行われ、結果的に子どものケガが減る社会を作っていきたい。