環境芸術
Online ISSN : 2432-1990
Print ISSN : 2185-4483
8 巻
選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2009 年8 巻 p. Cover1-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. App1-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2009 年8 巻 p. Toc1-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 竹田 直樹, 八木 健太郎
    原稿種別: 本文
    2009 年8 巻 p. 1-7
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    彫刻設置事業における既成作品購入型とは、既成の作品の中から適切なものを選択・購入し、設置するという、きわめてシンプルな作品選択の方法である。この方法では、原理的に作品内容の中に設置場所との関連性は含まれず、設置される作品の内部にサイトスペシフィシティーは必然的に生じない。本論では、最初に計画的で継続的な彫刻設置事業に既成作品購入型の作品選定システムを取り入れた1973年からの長野市、その前後に行われた旭川市の設置事業、そして1978年から81年にかけて横浜市により大通り公園で実施された設置事業を分析対象とした。なお、この分析過程において、田村明の言説は重要である。その結果、既成作品購入型は、モニュメント性が希薄な作品が得られるという点で、自由主義社会にふさわしい作品選定方法として捉えられていたことがわかった。しかし、冷戦が終結し、バブル経済が崩壊した後の社会では、それは意外にも「自由主義の推奨する芸術」を賛美し、あるいは「高価で贅沢な商品」を賛美するモニュメントに変質してしまった可能がある。
  • 橋本 忠和
    原稿種別: 本文
    2009 年8 巻 p. 9-16
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    身近な環境を造形物で異化する美術の授業を行おうとした時、活動に同意しない児童が出てきた。これは、環境を異化する必然性が見いだせなかったことが原因と思われた。そこで、本論では、クリスト&ジャンクロードのザ・ゲーツプロジェクトにおける環境を異化する必然性についての分析を手がかりに、児童が主体的に環境を異化する造形活動について考察する。近年、都市・地方を問わず、生活環境の中で造形活動を行う取り組みが盛んに行われている。そこでは、造形活動が環境を異化することで、身近な環境への気づきをもたらし、人間と環境が関わる意味を増幅して引き出していると思われる。しかしながら、ザ・ゲーツプロジェクトが実現に25年を要したように、環境を異化する造形活動は日常生活に制約や心理的不安を与える場合もあり、その活動を行う必然性について住民に説明して理解を得るのに、多くの時間と労力を必要とする場合がある。それは、児童が行う環境を異化する造形活動においても同様と思われる。すなわち、児童が身近な環境を異化する必然性を見いだすことができなければ、主体的な環境への働きかけは行われないと思われる。そこで、まず、「一貫性」、「分かりやすさ」、「複雑性」、「ミステリー」の4つの観点で、ザ・ゲーツプロジェクトにおける環境を異化する必然性について分析した。そして、その分析を手がかりに児童が主体的に環境を異化するために、どのような要素で造形活動を構成すればよいのかについて考察した。さらに、その要素を生かした授業実践例の開発に取り組んだ。
  • 鈴木 莉紗, 鈴木 太朗, 飯田 誠, 荒川 忠一
    原稿種別: 本文
    2009 年8 巻 p. 17-20
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    本論では、シャボン玉を用いたインタラクティブアートとして制作された《都市のすきま》、《風の音楽》、《On the Wind》の3つの作品を紹介し、環境と人を結ぶアートとしてシャボン玉を用いた作品事例とその制作手法について述べる。《都市のすきま》、《風の音楽》、《On the Wind》の3つの作品は主にコンピュータによって制御されている。また、これらの作品はセンサやインタフェースによって作品と鑑賞者の間に双方向性の関係を持つ作品であり、鑑賞者が作品に参加することで初めて作品が成立する。《都市のすきま》は、都市の公共空間においてシャボン玉を発生させることにより、都市の日常にシャボン玉がつくり出す時間の流れを導入することを試みた作品である。《風の音楽》では、シャボン玉が銅パイプにあたることによって音を奏でる作品で、シャボン玉の儚さを視覚だけではなく聴覚によっても表現した。そして、《On the Wind》は、《風の音楽》の形態を発展させることで、シャボン玉が風に乗って音を奏でるインスタレーションとして空間構成を行った作品である。本論は、鑑賞者が作品に働きかけることのできるインタラクティブアートに、風といった環境要素を作品の一部として取り入れることにより、環境と人をひとつの作品として結ぶアート表現を目指した制作研究の報告である。
  • 高橋 綾, 宇田 恵
    原稿種別: 本文
    2009 年8 巻 p. 21-28
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    この「あかりアートプロジェクト」は、人の内面に響く力を持つ「あかり」をテーマにした作品を制作・展示することにより「人の心を癒す」という効果を病院という環境において得、ひいてはその環境に美術を根付かせるきっかけになれば、という考えから始まった。大学のある群馬県玉村町地域で唯一の内科系病院である角田病院に大学側から提案され、これまで、以下のように、その狙いの下に学生の作品の展示、そのツアー発表が行なわれて来た。・2006年「癒しのあかり展」学生作家(11名12作品)(開催期間:展覧会6月20日〜7月3日/ツアー6月24日) ・2007年「コミュニケーションから生まれたあかり展」学生作家(9名13作品)(開催期間:展覧会7月10日〜30日/ツアー7月28日)この企画の進行に伴い、学生の態度に主体的な変化が生まれただけでなく、健康診断に始まり、次いで病院側が広報誌のデザインを大学へ依頼したことから進展した当病院と大学とのアートを媒介にした共同関係は更に深まることとなった。病院側にも美術を受け入れる自然な姿勢が生み出されたが、この当企画の継続により、病院関係者の自分達の環境美化の可能性とその必然性に対する意識を更に深化させたいと考えている。
  • 高橋 靖史
    原稿種別: 本文
    2009 年8 巻 p. 29-36
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    本稿では思考と実践の絶え間ぬ繰り返しである私の彫刻制作を論拠に、肉体と世界と彫刻とがどのように関係し合っているかを論述した。肉体は主体と外界の境界であり、同時に両世界をつなぎ合う媒体でもある。こうした肉体と世界の両義的、相互依存的な関係を肉体と物質が直に触れ合う制作により探り、形象化する試みが「私の彫刻」である。まず、身体と世界の関係性を巡っての彫刻制作には、ポジショニング(位置取り)が重要である。ポジショニングとは主体と世界の接続の仕方のことであり、私という主体が身体ごと彫刻素材の中に入り制作するというポジションを取ることで、彫刻はメディウムとして機能し、身体-彫刻-世界の関係を結べると考える。世界の側から彫刻を見てはいけない。彫刻を外側からオブジェクトとして見るのではなく内側から関係性として見なければならない。つまり彫刻とは主体と世界の間に介在し素材に形をあたえる手段により両者を媒介するメディウムという事物なのである。こうした制作のポジション、彫刻のポジションに基づいて、制作した作品から具体例として五作品を揚げて制作研究の報告をした。その全てにおいて私がめざしたのは「身体を型取った、古着、ラテックス、ギプス、段ボールなどを積層して、見るものがその中に入り内と外、身体と空間、主体と世界を関係づける彫刻をつくること。」である。
  • 高濱 英俊
    原稿種別: 本文
    2009 年8 巻 p. 37-40
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    現在私が取り組んでいる体感的彫刻が現代社会において問題視されている心のゆとりを取り戻すのに有効であることを確認した上で、体感彫刻の定義づけを目的とする。自らの作品を例にとり、人が造形物に対して五感で感じていくという行為がどのように人々の心や体に作用していくのかを探り、その重要性を検証するとともに、現実的な問題と絡めて考察していく。本稿では造形物が人々に与える体験的効果の中で特に重要な子供への影響を掘り下げていき、体感彫刻を設置していく過程で生じる諸問題や社会的効果を追求していくものである。また、水をテーマに制作している自らの彫刻の意味とその目的が体感彫刻とどう繋がっているのかを具体的な例をあげて示していくことで体感彫刻の及ぼす効果を記述していく。
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. App2-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. 42-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. 43-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. 44-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. 44-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. 45-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. 46-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. 47-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年8 巻 p. App3-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2009 年8 巻 p. Cover2-
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
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