本研究では,ANA 全139 路線,JAL 全145 路線のうち,運行本数が多いANA30 路線,JAL 25 路線(計147,000 便)の欠航率を調査した。調査期間は2019 年9 月1 日11 月30 日までの3 ヶ月間とし,ANA,JAL それぞれの公式サイトから路線別運行状況を検索し,欠航率を算出した。調査期間の3 ヶ月間における主要空港別の欠航率は,羽田空港が2.0 %,伊丹空港が1.9 %,新千歳空港が2.1 %,福岡空港が2.3 %,那覇空港が4.3 %,中部国際空港が1.6 %であった。原因別欠航率は気象による欠航が全体の81.1 %であり,そのうち98.5%が台風による欠航であった。
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