パーソナルコンピュータ利用技術学会論文誌
Online ISSN : 2433-7455
Print ISSN : 1881-7998
14 巻, 1 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 2020 年 14 巻 1 号 p. H1
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/16
    ジャーナル フリー
  • 2020 年 14 巻 1 号 p. T1
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/16
    ジャーナル フリー
  • 兒玉 萌絵, 田中 敏幸
    2020 年 14 巻 1 号 p. 1-7
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/20
    ジャーナル フリー
    デジタル画像は、圧縮や電子透かしの埋め込みなどの画像処理によって劣化が生じることが多いため、劣化の度合いを表すための画質評価が行われる。既存の客観的な画質劣化評価法として、PSNR とSSIM が広く使われている。しかし,PSNR とSSIM を用いた結果は、主観評価と必ずしも一致するとは限らない。本研究では、既存の物理評価に改良を施し、より主観評価に近い物理評価法の開発を目指した。そこで、画像中で注視される部分は主観評価において重要であるため、画像の特徴を用いて得られる顕著性マップを知覚情報として画質評価に導入する。顕著性マップとは,人が画像を認識する際に注視しやすい部分を画像で表現したものである。顕著性マップを導入した評価指標が、従来型の主観評価や物理評価とどのような関連性を示すのかを、画質評価実験によって明らかにすることを目的とする。
  • 髙田 美樹, 藤谷 順子, 柏村 浩一, 月永 暁裕, 安藤 太郎, 青木 義満
    2020 年 14 巻 1 号 p. 8-13
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/20
    ジャーナル フリー
    嚥下機能を評価する指標として,喉頭の挙上量,前方移動量,嚥下開始から最挙上までの時間などが挙げられる。これらの指標を定量的に得る唯一の現存装置は,X 線を用いる嚥下造影(VF)検査である。しかし,定量化には専門知識を持った医療従事者の膨大な手間が欠かせない。その上,被検者にとっては被曝の問題があり,頻繁な検査が行えないという問題がある。そこで,簡便で頻繁に検査ができ,自動で定量化できる非接触・非侵襲嚥下評価装置NESSiE を開発した。NESSiEが自動で算出した指標の一つである喉頭の挙上量の妥当性を検証するための方法を検討し,はじめの1 例について予備実験を行った。その結果,NESSiE と嚥下造影(VF)検査それぞれにより算出した喉頭の挙上量の差異は,目標である±3mm に収まっていることを検証できた。
  • 王 元元, 寺島 慶太, 岳 五一
    2020 年 14 巻 1 号 p. 14-21
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/20
    ジャーナル フリー
    本研究では,無線LAN (Local Area Network) において,インターネット上でマルチメディアデータのストリーミング配信と再生及びそのデータを優先配信するサービス品質 (Quality of Service (QoS)) の制御技術を用い,ライブ配信で品質検証を行い,安定した通信を行うために確保すべき伝送速度を示す。配信手順として,まずマルチメディアデータをWeb カメラで取り込み,次いで,配信要求しているクライアントに動画をライブ配信する。その後,Linux コマンドで伝送速度を制御する。アクセスポイント,クライアント及びサーバーによって構成される実験環境のもと,ノートPC とスマートフォンのクライアントでストリーミング配信によるパケットの受信率や欠落率の計測及び性能評価を行い,安定した通信を得るために確保すべき伝送速度を示す。さらに,クライアントの増加に対してQoS を保証する安定した通信を行うために確保すべき伝送速度を示す。最後にノートPCとスマートフォンのパケット欠落率を比較し,端末による性能の差異を示す。
  • 黒澤 勇樹, 篠原 未歩, 望月 信也, 星野 祐子, 山田 光穗
    2020 年 14 巻 1 号 p. 22-28
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/20
    ジャーナル フリー
    現在、さまざまな人間の状態を簡単かつ便利に測定できるヒューマンセンシング技術が開発されている。これらの状態のうち、特に顔の情報では、感情や精神的疲労が無意識のうちに現れると言われている。これまで我々は口唇動作に関する研究の中で日々の体調や疲労によって口唇動作や呂律に影響することを経験してきた。したがって、口唇動作から疲労の測定が可能であると考え、口唇動作の重要な特徴量の考察とそれを使用した機械学習による疲労推定を行った。実験では、疲労課題として90 分間の計算を行い、課題の前後に口唇動作とCFF の測定を行った。CFF から計算課題による被験者の疲労の有無を確認し、発話中の開口面積の変化を課題前後で比較した。結果、全被験者でCFF 値の減少がみられ疲労したと推測され、開口面積にも課題前後で一定の変化が見られた。さらに、測定した口唇動作から疲労の推定を行うため、特徴量から4つの機械学習法を使用した。発話中の開口面積とその標準偏差、発話時間、発話中の口の横幅と縦幅距離を特徴量としてSVM を用いた推定で最大89%の精度で推定できた。
  • 住友 千将, 石野 拓也, 久保 洸貴, 岳 五一
    2020 年 14 巻 1 号 p. 29-35
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/20
    ジャーナル フリー
    地方都市の観光における滞在時間の増加を図るため,選択したスポットの感情スコアと類似するスポットを算出し,口コミ情報に含まれる感情語に基づく類似スポット推薦システムを構築する。本システムでは,投稿された口コミ情報を収集し,感情分析によるスコア算出後,魅力度の高いスポットを抽出する。そして,本システムを用いて研究連携先の大阪府堺市において実証実験を行い,システムに関する性能評価を行う。さらに,本システムの2 つの主要機能の内のスポット推薦機能について,主観的評価と自然言語処理による感情分析との誤差から正確な判定を行っている割合を明らかにし,数値評価をもって本機能の有効性を示す。
  • 大友 隆秀, 望月 信哉, 石井 英里子, 星野 祐子, 山田 光穗
    2020 年 14 巻 1 号 p. 36-42
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/20
    ジャーナル フリー
    コンシューマー向けの低価格な非接触型の視線入力装置が販売されるなど視線インタフェースには大きな注目が集まっている。我々はこの非接触型の装置を使用した新しいユーザインタラクションシステムの開発を試みた。提案するインタラクションシステムは注視点と注視時間に基づいて、ウェブページからユーザが関心を持つと推定される単語を自動的に抽出し、画面に関連情報を自動で呈示する。本稿では、興味情報の抽出を行うインタラクションシステムの基礎的な検討として、提案するシステムの仕組みと検証を行った結果を示す。
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