中国のキノコ"黄〓"(Hohenbuehelia serotina)の子実体から分離したペプチドグルカンFb(多糖:蛋白=75.4:15.3w/w)は,Sarcoma 180担癌マウスと肝癌H_<22>担癌晩期マウスに対して対照区(生理食塩水)と比較してip投与in vivoによって腫瘍抑制率79.8%と64.8%を示した.また,in vitroにおいても肝癌H_<22>-cellsに対して細胞殺傷性の抗腫瘍性を示し,Fbに宿主仲介性とともに細胞毒性の二面的抗腫瘍活性が認められた.
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