日本伝熱シンポジウム講演論文集
第45回日本伝熱シンポジウム
選択された号の論文の412件中101~150を表示しています
物質移動,反応・燃焼
  • 澈楽 木格, 吉川 邦夫, 藤原 浩一
    セッションID: D1511
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/14
    会議録・要旨集 認証あり
    水エマルジョン燃料は、NOxやすすの排出抑制に効果があることが知られているが、それと同時に、燃料の節約も可能であると言われている。しかし、本当に燃料が節約できるのか、またその理由は何なのかは未だ明らかにされていない。そこで、本研究では水エマルジョン燃料の燃焼特性及び生成される燃焼ガスの伝熱特性を解明する目的で、円筒形燃焼炉を用いたA重油-水エマルジョン燃料の燃焼・伝熱実験を行った。その結果、A重油に比べると水エマルジョン燃料のほうが伝熱効率が上がり、NOx及びすすの排出量も低減されることがわかった。伝熱効率が最大となるA重油に対する水の添加率は10%程度であり、この水添加率の時に、燃焼ガスから側壁への熱流束が最大となることを明らかにした。 キーワード:水エマルジョン燃料、伝熱効率、排出物、熱流束
  • 中島 啓, 清水 翼, 芝原 正彦, 国吉 ニルソン
    セッションID: D1512
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/14
    会議録・要旨集 認証あり
    芳香族燃料の予混合火炎におけるすすの生成過程において,フラーレンが生成されることが確認されているが,それらの前駆体であるPAHからフラーレンやすすに至る生成機構は未だ明らかになっていない.これまでの研究から,フラーレン生成機構において,発熱量・炉内温度がその成長に重要な影響を及ぼすことが分かった.本稿では,ヒータによって燃焼炉を外部から加熱することで,炉壁からの熱損失を抑えることのできる実験装置を作製し,炉壁からの熱損失と炉内温度がすす状物質に含まれるPAHおよびフラーレン含有率に及ぼす影響を調べた.
  • 山本 晃範, 國江 有里, 児玉 憲治, 北川 邦行
    セッションID: D1513
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/14
    会議録・要旨集 認証あり
    都市ゴミの有効利用法として期待されるごみ固形燃料(RDF)は有害な重金属等を含んでいる。その一つである鉛はRDFを燃焼した際、一部は飛灰に、残りは炉底灰中に残る。燃焼場における鉛の挙動を計測することは、RDF燃焼時における効率的な燃焼排ガスの熱利用や飛灰処理の簡略化などの点において重要である。そこで我々は小型の円筒形RDF燃焼バーナーを作成し、燃焼条件を変え、原子吸光法による火炎中の鉛原子の計測を行った。また炉底灰中の鉛の定量を行い、吸光度から飛灰中の鉛の量を見積もる手法を開発・検討した。
  • 野村 和也, 井上 修平, 松村 幸彦
    セッションID: D1514
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/14
    会議録・要旨集 認証あり
    カーボンナノチューブが大きな可能性を持つことは知られているが、その製造コストを考えるとCVD法を用いるのが妥当である。触媒は何らかの担持材と共に用いられることが多いが、カーボンナノチューブを合成する際にも微粒子がシンタリングにより触媒活性を失わないよう担持材が用いられる。従来、担持材による触媒への影響は議論されていないが触媒粒子が数nm以下という大きさの場合無視することはできない。本研究で種々の担持材に担持された触媒による合成純度とナノ粒子の電子状態を比較したところ興味深い傾向が得られた。
E11 燃焼および反応プロセスにおける伝熱1
E12 燃焼および反応プロセスにおける伝熱2
E13 燃焼および反応プロセスにおける伝熱3
E14 燃焼および反応プロセスにおける伝熱4
E15 優秀プレゼンテーション賞4
マイクロ・ナノスケール現象,計測技術,バイオアプリケーション
F11 乱流構造と伝熱1
F12 乱流構造と伝熱2
F13 乱流構造と伝熱3
  • 福留 功二, 飯田 雄章, 長野 靖尚
    セッションID: F131
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/14
    会議録・要旨集 認証あり
    ポアズイユ乱流において,レイノルズ数を減少させていくと,乱流構造が間欠的になり,摩擦の大きい乱流領域と小さい擬層流領域が現れる.この構造は熱や運動量の輸送に大きな影響を与える.しかし,その発生メカニズムや維持機構など未知な部分が多い.本研究では,ポアズイユ乱流のレイノルズ数を100から60まで段階的に低下させた.この場合に発生する間欠構造を乱流領域と擬層流領域に分割し,それぞれの領域で縦渦やストリークなどの準秩序構造について議論する.
  • 保浦 知也, 安藤 佳洋, 井上 大輔, 田川 正人, 長野 靖尚
    セッションID: F132
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/14
    会議録・要旨集 認証あり
    都市環境における,ヒートアイランド現象や大気汚染などの環境問題を,工学的に予測し対策を検討するため,都市スケールで生ずる熱輸送現象の素過程を抽出し実験的に調べる必要がある.本研究では,2次元丘模型周りに局所的な高温部分を形成し,はく離域における速度と温度の関連を調べた.その結果,はく離泡およびその周辺では高温となり,温度境界層外縁では温度乱れが第2ピークを示した.一方,はく離域内の逆流域では速度と温度の相関係数は低下することが明らかとなった.
  • 川合 孝治, 松原 幸治, 松井 暁彦
    セッションID: F133
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/14
    会議録・要旨集 認証あり
    壁面を加熱した二次元真直流路内発達乱流を同じ加熱条件による 曲がり流路に導く場合を取り上げ、 直接シミュレーションによって大規模縦渦と熱輸送の空間的な発展様式を調査した。 真直部の摩擦レイノルズ数を150、プラントル数を0.71とした。 計算領域のスパン方向幅は、流路半幅δを基準として7.2δとり、 最大計算角を150°とした。 大規模渦の成長に伴って低速ストリークならびに微細縦渦が外壁からの イジェクション位置に集中すること、 大規模渦が熱輸送に対して支配的な効果を与えることを見出した。
  • 瀬名波 出, 親川 兼勇, 屋我 実
    セッションID: F134
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/14
    会議録・要旨集 認証あり
    一般に運動量と熱移動量には相似関係がある。すなわち伝熱促進を計るときには、同時に流動抵抗も増大する。これに対して特殊な乱れ場において非相似性が発現する可能性が示唆されている。しかしその報告は少なく,定量的評価については未だ不明である。本研究は乱れ特性に対しての伝熱特性を調べ,流動と伝熱の非相似性が発現されるのかを明確にすることを目的とした.その第1ステップとして主流で動く振動片を用いることで4パターンの乱れ場構築について述べる。
F14 乱流構造と伝熱4
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