横幹連合コンファレンス予稿集
第2回横幹連合コンファレンス
選択された号の論文の137件中1~50を表示しています
I-11 イノベーションとマネジメント:経営工学関連学会企画セッション
I-12 ヒューマンインタフェースのフロンティア ヒューマンインタフェース学会企画セッション
  • 吉川 榮和, 下田  宏, 久郷  明秀
    セッションID: 29A08
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    筆者らは「科学技術と人間・社会・環境との調和」を志向したヒューマンインタフェース研究からの共生へのアプローチを進めている。共生とは元来生物学の用語で複数種の生物が相互関係を持ちながら同棲する現象を指すが最近は原義から派生して人間社会の考えの異なる様々な集団に望ましい関係構築の願望を込めて使用されることが多い。筆者らの活動も流れは同じである。本稿では、「科学技術と社会との共生」に資する社会啓発用コミュニケーションシステムを開発して、インタネットにより社会実験を行った結果を紹介する。一つはHLWリスクコミュニケーション用WEBSITEで、もう一つはコンピュータネットワークでグループデイベートとブレインストーミングを支援するEラーニングシステムである。HLWリスクコミュニケーション用WEBSITEは高校生とエネルギー科学専攻の大学院生の環境教育用に使用した。一方Eラーニングシステムは、地球温暖化防止のためのポスト京都プロトコルの設定をテーマに日本と中国間でインタネット国際デイベートに供した。現在社会実験からヒントを得て、世界のそれぞれの国の「持続的発展」は如何にあるべきか、そのためにはどのような政策が効果的かを多角的に検討するためのシステム作りを始めている
  • 岡本 明
    セッションID: 29A09
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    本稿では,アクセシブル・インタフェースの概念を紹介し,その背景として,WHOの障害の定義,障害のある人の数,障害と支援技術の概要などを簡単に説明する.そして,人による支援の重要性を述べ,最後に真のアクセシブル・インタフェース,トータルバリアフリーの方向性を述べる.
  • 森本 一成, 桑原 教彰
    セッションID: 29A10
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    人間志向型のシステムを作る場合に、ノンバーバルインタフェース技術は欠かせない。本稿ではヒューマンインタフェース学会に設けられているノンバーバルインタフェース専門研究会の活動の一端を紹介し、今後の展望を行う。
II-11 横断型人材育成の推進:横幹連合横幹型人材育成研究会企画
II-12 横幹型人材の倫理責任
  • 佐藤 恵子
    セッションID: 29B13
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    わが国では、医療分野や法律分野などの限られた分野以外では、「専門職」の認識が低く、プロフェッショナルを育てるための教育課程も未確立と言われている。医師は「専門職」として認識されている職業ではあるが、医療技術や生命科学研究が急速に進展しており、医療コミュニティをとりまく環境は急激に変化している。このような状況では、従前の「医の倫理」や教育課程では対応しきれない問題も出現しており、医学教育においてもプロフェッショナル教育の再考が迫られている。ここでは、まず医師のプロフェッショナリズムの変遷を概観し、次に日本では専門職団体が明確に確立されていない医療統計家を例に、専門職団体の確立の必要性と、専門職団体に必須とされる倫理コードのありようについて検討してみたい。
  • 椿 広計
    セッションID: 29B14
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
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    研究者の倫理にはMoral と Virtueの2側面がある.一般的には社会通念上認められないMoralの側面が強調されるが,ベストを尽くし当該分野を進展させるというVirtueの側面も重要である. 横断型基幹科学技術研究団体連合傘下の学会のウェブページから,各学会がどのような倫理規定を公開しているかを調査し,その結果を報告する.
III-11 横幹連合の社会責任「医薬品インタフェース」:医薬品インタフェース研究会企画
III-12 横幹連合の社会責任「安心と安全の実現(1)」リスク研究ネットワーク共催
  • 関本 美穂, 今中 雄一
    セッションID: 29C05
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
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  • 山口 浩史
    セッションID: 29C06
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
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    緒言: 周術期医療の至的な目標は個々の患者の抱える医療上の問題管理を担保した上で最善の結果を得ることである。私は術前・術中の患者・医療チーム・予定術式・麻酔方法に関連する因子と術中・術後のアウトカムとインシデント発生の関係を報告した。このモデルを利用すれば、周術期のインシデント発生を予測でき、かつ予防できる可能性がある。本研究では、ゲーム理論の考え方をモデル上に取り込むことにより、周術期のインシデント発生を減少させることが出来るかどうかをシミュレーションにより検討した。 方法: 本研究では、磐城共立病院麻酔科で得られた周術期麻酔台帳のデータ(n=3,408)を利用して作成したモデルを使用した。前研究で得た6種の周術期リスクモデル(1)である、術中メジャー心血管系イベント (IO-MCV), 術中心血管系イベン (IO-CV), 術中呼吸器系イベント (IO-RESP), 術後心血管系イベント (PO-CV), 術後呼吸器系イベント (PO-RESP), そして術後神経系イベント (PO-CNS), について、以下のように処理をした。まず、各独立変数を調節可能因子と調節不能因子に分類した。調節可能因子の各モデルにおける関与を、ナッシュ均衡の考えから関係者に影響を与えず、イベント発生に対して最小になるように調整した。新たに得られた周術期患者データに対して、上記処理を加えたグループ(オリジナル群)と加えていないグループ(操作群)間に、イベント発生の上で有意差があるかどうかをStudent's t-test を用いて検定した。P<0.01 を有意と判断した。 結果: ゲーム理論を適応した結果、IO-MCV, IO-RESP, PO-CV, PO-RESP and PO-CNS のイベント発生は有意に抑制されたが、IO-CV の発生の変化は有意ではなかった。 結語: 周術期リスクモデルにゲーム理論を用いることにより、周術期イベント発生を予防できる可能性がある。 参考文献: 1. Yamaguchi H. 2005.
  • 保々 佐和子, 大澤 幸生
    セッションID: 29C07
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    糖尿病と食事・運動・肥満との関係については周知となっているが、これら以外の生活情報も対象としてシナリオ抽出を狙う。米国HRS(Health and Retirement Studies)における健康・生活・就業等の公開データを用いて、糖尿病へのシナリオ把握のためのデータ解析・可視化手法について提案する。
  • 木野 泰伸
    セッションID: 29C08
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    プロジェクトには多くのリスクが存在する.それらのリスクを管理するためには,言葉として記録する必要がある.このとき,人による認識のずれが生じないように適切な言葉で記述することは難しい.また,複数の人でリスクの洗い出しを行う場合は,同一のリスクを別々の表現で記述してしまうことがある.その場合,単に項目が重複しているというだけの問題にとどまらない.例えば,各リスクの発生確率と影響の大きさを用いて,プロジェクト全体のリスクの大きさを計算している場合は,関連するリスクを重複して計上してしまう.このようなことを発生させないためには,まず,人による表現の揺れが少なくなるように,できる限り標準化された形でリスクを記述することが望ましい.そこで,本稿では,人による表現の揺れを少なくするリスクの記述方法について検討する.
III-13 コトつくりとしてのものつくり新論「JITを超えて」
IV-11 計測自動制御学会 City研究部会企画セッション
IV-12 横幹研究開発 (1):ヒューマンインタフェース学会を代表する研究
IV-13 様々な知の様式の融合
  • 倉橋 節也
    セッションID: 29D07
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では,中国の家系記録「族譜」をもとに,科挙合格者を多く輩出したひと つの家系を約500年に渡ってエージェント技術を用いて分析を行った.家系ネッ トワークと個人のプロファイルデータをそれぞれ隣接行列と属性行列として表現 し,実プロファイルデータを目的関数とする,マルチエージェントモデルによる 逆シミュレーションを実施した.その結果,家庭内において子供への文化資本の 伝達には,祖父と母が大きな影響を持つことがわかり,家族が維持する規範シス テムの一部を発見できた.本モデルによって,逆シミュレーション手法を用いた エージェントベースモデルが歴史学や人類学の分野において,新たな知識の発見 に貢献できることを示した.
  • 大澤 幸生
    セッションID: 29D08
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    統計解析、データマイニングなどのツールが市場に溢れ、買われ、そして多くの場合に死蔵されてゆく。同じツールを使っていても有用な知識を獲得する実務者とできない実務者が現場にいるからである。現場に知の獲得スキルを育てるためには、バリュー(価値と価値観)センサを実務家の身体と現場環境に植え付けるための方法が必要なのである、本講演では、現場における知の獲得スキル、バリューへの感度を高める為の科学的アプローチの必要性を主張する。
  • 矢田 勝俊
    セッションID: 29D09
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    流通、金融、通信など様々な業界において、ICタグなどを利用したデータ収集が普及し、巨大なストリームデータが蓄積されるようになってきている。本報告ではマーケティングにおけるストリームデータの利用の最前線について言及し、今後の研究、実務の方向性について検討を加える。
  • 高橋 潔考, 鈴木 遼, 下村 芳樹, 舘山 武史, 吉岡 真治, 武田 英明
    セッションID: 29D10
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    近年,人工物に対する要求がより高度化・複雑化することに伴い,設計者による包括的な問題解決が求められている.以上の背景のもと,著者らは創造的設計を総合的に支援する計算機環境Universal Abduction Studio(UAS)を提案している.本稿では, Web上のリソースから設計に有用な情報を抽出することにより,UASにおいて利用される設計知識情報データベースをより拡充する手法を提案する.
  • 山田 隆志, 小山 友介, 寺野 隆雄
    セッションID: 29D11
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻ではではプログ ラミングスキルの養成を主眼にシステムモデリングという科目をコアカリキュ ラムとして設定し、オブジェクト指向のプログラミングとシステム設計を教授 している。教材は人工先物市場であり、これを用いてプログラミング演習とし ての取引エージェントの作成とシステム設計としての取引所の構築を行ってい る。これとは別に、近年コンピュータ経済学教育の必要性が叫ばれている。こ れはコンピュータ能力の発展により経済学が単なる社会科学から工学の要素を 含む学際的な意味合いを強めていることを意味する。本報告では同科目での人 工先物市場実験結果からコンピュータ経済学教育の今後を探る。
  • 寺野 隆雄, 倉橋 節也, 大塚 雄吉, 久川 雅志
    セッションID: 29D12
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    この報告では、学術団体の様々な活動を支援するための一般的な フレームワークとして開発中の「学会ネット」について報告する。本 システムは計測自動制御学会(SICE)の諸活動をサポートするた めの基礎として利用されている。これには、学会員のデータベース 管理、論文のレビュー管理、雑誌編集、各種講演会・コンファレンス のサポートなどさまざまなものが含まれる。 「学会ネット」はこれらをサポートするために以下の特徴を備えている: 1)データベース中心のシステム構成、2)各機能の実現を容易 かつ柔軟にするソフトウェアエージェント機能、3)エンドユーザむけ ウェブベース・アプリケーション群。 本報告では「学会ネット」の基本構想、現状、および将来のプラン について論ずる。
  • 寺野 隆雄, 山田 隆志, 鴨志田 晃
    セッションID: 29D13
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/11/27
    会議録・要旨集 フリー
    ロングテールビジネスとは非常に多数の消費者の中からごく少数のグループ を特定し、それを対象にしたビジネスを展開するビジネスである。 本報告では、 全国の消費者と中小規模の生産者、小売業者のネットワーク化を促進し、生 産者と消費者双方にリコメンデーション情報を提供する高度かつ知的なネット 上のシステムの構想について論ずる。具体的には、新しいWEBアプリケーショ ンを開発し、消費者にとっても生産者にとっても有用な小売業むけの共通利用 可能なプラットフォームとする。本プラットフォームを利用することで、消費者・生産者・小売業者の関係のネットワークを活かし、従来の非効率なサービス・シ ステム体系を三者の間で共通に使えるようになる。
V-11 認知科学・情報科学・統計科学・ナレッジマネジメントの方法論(1)
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