尚絅大学研究紀要 B.自然科学編
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45 巻
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論文
  • 石原 修
    原稿種別: 本文
    2013 年 45 巻 p. 95-106
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2018/10/24
    ジャーナル フリー
    水俣市は,過去の公害により破壊された環境と地域社会を再生するため,1992年環境モデル都市作りを宣言し,ゴミの多種類分別回収,環境ISO取得など,環境問題に数多くの先進的取り組みを実施してきた。そして2008年7月には温室効果ガス排出量の大幅な削減に先駆的に取組む最初の環境モデル都市の1つに選ばれた。 環境モデル都市は,基準年(2005年)に対し2020年温室効果ガス排出量を30%以上,2050年に50%以上の削減する事が義務づけられている。この達成状況を正しく評価するためには,基準年の排出量とその後の温室効果ガス排出量を正しく把握する必要がある。 本報告では,2010年度における水俣市のエネルギー消費量と温室効果ガス排出量の調査結果を報告する。なお,エネルギー消費量は断りのない限り最終エネルギー消費量である。
  • 高橋 文徳
    原稿種別: 本文
    2013 年 45 巻 p. 123-128
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2018/10/24
    ジャーナル フリー
    学習活動中にタイピングを行うことで,脳を活性化させることができると仮定し,その検証を行った。タイピングを授業開始直後に実施する1組,授業終了直前に実施する2組に分けて,2つの側面から分析を試みた。一定時間内に定められた文字を入力するタイピング演習の達成率では,1組・2組に差は見られなかった。他方,タイピング前後に実施される理解度確認試験では,1組の平均値は2組を上回った。授業改善には学習者の集中力に注意を払う必要がある。タイピングを行うことで,その後の集中力の衰退を緩やかにする可能性が示唆された。
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