トランスパーソナル心理学/精神医学
Online ISSN : 2434-463X
Print ISSN : 1345-4501
14 巻, 1 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
  • 浅井 雅志
    2015 年 14 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 2015年
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 濁川 孝志, 遠藤 伸太郎, 和 秀俊
    2015 年 14 巻 1 号 p. 43-62
    発行日: 2015年
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は、星野道夫の著作から日本人が志向するス ピリチュアリティの一形態を探り、同時にスピリチュ アリティの多様性について考える試みであった。星野 道夫の著作からスピリチュアリティに関連する文章を 抽出し、それらの文章を対象にKJ法を用い、星野道 夫が描いたスピリチュアリティの概念構造を読み解い た。この手法は、これまでに無い新たなアプローチで あり、スピリチュアリティの多様性を示す一助になる と考えられた。分析の結果、【万物の繋がり】、【自然と の調和】、【古い知恵の継承】、【輪廻】、【年長者への敬意】、 【目に見えない存在の価値】の6項目が、星野道夫の示 したスピリチュアリティ観の構成因子として生成され た。星野道夫が現在でも多くの日本人の支持を得てい ることを考えると、これらの内容は日本人が好むスピ リチュアリティの一形態かも知れない。同時に、多様 性を持つスピリチュアリティ概念構造の一形態と言えるかも知れない。
  • 大学生のスピリチュアリティを育む一事例
    村上 祐介
    2015 年 14 巻 1 号 p. 63-84
    発行日: 2015年
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究の目的は、「大きな問い」について考える能力 としてのスピリチュアリティと、大学生のボランティ ア活動との関連を調査することであった。ボランティ ア活動を行う大学生5名に半構造化面接を行った。そ の結果、ボランティア活動を始める動機として、大き な問いが影響していることが示唆された。また、ボラ ンティア活動において大きな問いについて考える局面として、ボランティア活動全体、障がい児・者支援活 動、環境美化活動、スタッフの意見の対立、友人・社 会人との対話、他のボランティア団体との接触、ボラ ンティア活動以外の生活場面というカテゴリーが得ら れた。こうした結果から、大学生のスピリチュアリティ の涵養には、「他者との出会いによる視点の拡張」とい う側面が寄与していることが示唆された。最後に、今 後の研究の展望として、大学生や成人のスピリチュア リティ、ボランティア活動、学習活動との関連を明らかにすることが論じられた。
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