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クエリ検索: "アウェアネス"
1,964件中 1-20の結果を表示しています
  • 苧阪 直行
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2012年 32 巻 3 号 427-432
    発行日: 2012/09/30
    公開日: 2013/10/07
    ジャーナル フリー
    アウェアネス
    は意識や注意と関連した何かに気づくという心の志向的な状態をさすことが多い。何に気づくかによって,
    アウェアネス
    は三つの階層に分けられよう。第一の階層は生物的な覚醒の階層であり, 第二の階層は, 外界の環境に気づいている心の状態であり, 運動的
    アウェアネス
    も第二の階層に含まれる。この段階以降の
    アウェアネス
    は選択性と容量制約という特徴をもつ。第三の階層は自己や他者の内部 (心) に気づいている心の状態であり, ここには心の理論などの社会的関係性の中での心の気づきが含まれる。このような
    アウェアネス
    の三階層モデルは, 意識の三階層モデル (苧阪 1996) に基づく
    アウェアネス
    の位置づけである。本稿では
    アウェアネス
    の三階層を意識の三階層と対応づけ, さらにワーキングメモリのモデルと対応させることを試みた。
  • 橋詰 秋子
    情報の科学と技術
    2004年 54 巻 3 号 120-125
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2017/05/25
    ジャーナル フリー
    国立国会図書館が編集する情報誌『カレント
    アウェアネス
    』は,1979年の創刊以来,図書館及び図書館情報学における近年の動向及びトピックスに関する"カレント
    アウェアネス
    サービス"を現場の図書館員に提供してきた。本稿では,メールマガジン『カレント
    アウェアネス
    -E』にも触れつつ,季刊誌『カレント
    アウェアネス
    』について,編集方針・体制,誌面構成,概歴等を紹介する。また,幾つかの観点からこれまでの掲載記事の特徴・傾向を明らかにし,約25年に渡る歩みの概観を試みる。さらに,「研究文献レビュー」記事を取り上げその課題を述べ,最後には『カレント
    アウェアネス
    』の今後の方向性について考察する。
  • 吉田 雅行
    日本乳癌検診学会誌
    2024年 33 巻 2 号 125-129
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/09/30
    ジャーナル 認証あり
    2016 年の国の指針改正で乳がん検診項目は問診とマンモグラフィとなり,2022 年の一部改正で自己触診に変わりブレスト・
    アウェアネス
    (乳房を意識する生活習慣)が盛り込まれ,有効な乳がん対策として期待されている。2023 年6 月の指針の一部改正では,「指導区分等に精検不要と区分された者について次回の検診の受診を勧めるとともに,日常の管理としてブレスト・
    アウェアネス
    に関する指導を行う。」とされ,「ブレスト・
    アウェアネス
    」が中心に据えられている。 「ブレスト・
    アウェアネス
    」は乳がんに対す「ヘルスリテラシー」,すなわち正しい受診行動を示すもので,症状があれば病院受診,なければ検診,検診で異常がない時は「ブレスト・
    アウェアネス
    」の継続が大切となる。 乳腺専門医の外来診療でも,視触診・マンモグラフィ・超音波検査で所見がなく,改めて本人の気になる部分のエコー走査で乳がんの診断に到ることがあり,受診者本人の感ずる変化「ブレスト・
    アウェアネス
    」の方が優れていると言っても過言ではない。 一方,日本乳癌学会の統計で乳がんの約半数が自己発見である。極端な論法ではあるが,腫瘤の自覚は一般的に1〜2cm の間とされ,リンパ節転移がなければ比較的早期(第1期)であり,ブレスト・
    アウェアネス
    の普及・啓発が進めば,死亡率低下が期待され,受診率が向上すれば更なる死亡率低下が期待される。従って,視触診に変わるブレスト・
    アウェアネス
    は効率的かつ効果的と言える。
  • 植松 孝悦
    日本乳癌検診学会誌
    2023年 32 巻 2 号 129-133
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/30
    ジャーナル 認証あり
    ブレスト・
    アウェアネス
    の目的は,①乳房の健康に関する知識を身に付けることと,②自覚症状のある乳がんに早く気づき医療機関への受診を促し進行乳癌を防ぐことにある。ブレスト・
    アウェアネス
    の普及と乳癌死減少は逆相関性が証明されており,乳がん検診と並ぶ乳癌対策の医療政策として,ブレスト・
    アウェアネス
    の啓発は世界的に実施されている。乳房を意識する生活習慣(ブレスト・
    アウェアネス
    )の啓発を通して,乳癌が疑われる有症状の女性は速やかに病院に受診するという適切な医療受診行動と乳がん検診は無症状な女性が定期受診をするという正しい乳がん検診リテラシーがわが国に定着する。そのためにも,国(政府)が国民(一般女性)に対して公共電波/メディア/ソーシャルネットワーキングサービスなどを積極的に活用し,ブレスト・
    アウェアネス
    を啓発する必要がある。また,近い将来に超音波併用検診マンモグラフィが導入された場合に懸念される乳房超音波検査の偽陽性増加を回避するための要精査基準の緩和に伴う微小乳癌偽陰性に対するリスクマネジメントにブレスト・
    アウェアネス
    の啓発が有効となるはずである。日本の次世代乳がん検診は,ブレスト・
    アウェアネス
    を土台する超音波併用検診マンモグラフィを導入することで,乳癌死亡率減少効果のある適切な乳がん検診に変貌する可能性がある。
  • 乳房の健康教育
    植松 孝悦, 笠原 善郎, 鈴木 昭彦, 高橋 宏和, 角田 博子
    日本乳癌検診学会誌
    2020年 29 巻 1 号 27-33
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/06
    ジャーナル フリー
    自覚症状のある乳癌の早期診断は,その乳癌患者の予後と生存率を改善させる。そのためには,乳癌の初期症状を早く自覚して速やかに医師を受診するという乳房の健康教育の普及が重要であり,この正しい保健医療行動が確実に進行乳癌の減少をもたらす。ブレスト・
    アウェアネス
    は,乳房を意識した生活習慣を通して,乳房に変化を感じたら(乳癌の初期症状を早く自覚する)速やかに医師を受診するという正しい保健医療行動をとるための健康教育であり,乳がん検診の理解とその受診勧奨を目的とした啓発活動である。ブレスト・
    アウェアネス
    を実践することで,マンモグラフィ偽陰性の場合でも,早期に乳癌を発見し速やかに診断と治療が可能となる。つまり,ブレスト・
    アウェアネス
    の普及が,対策型乳がん検診の高濃度乳房問題に対する具体的な対応策の一つである。さらにブレスト・
    アウェアネス
    の推奨は,若年性乳癌の早期発見のための具体的な方策にもなる。ブレスト・
    アウェアネス
    は乳がん教育を実践するための具体的なキーワードであり,これから教育現場で行われるがん教育でも積極的に取り入れられるべき内容と思われる。ブレスト・
    アウェアネス
    の普及に器機の整備や購入の必要性はない。よって,その体制を整えることは比較的容易であり,速やかに全国一律で実施することが可能である。ブレスト・
    アウェアネス
    は,効率的かつ効果的な乳癌対策であり,乳がん検診と並ぶもう一つの乳癌医療政策の柱として,わが国も積極的に導入すべきである。
  • *乙黒 実穂, 今井 順一
    会議録・要旨集 フリー

    RGB-D カメラを用いて人物の視界を推定し,視界内に存在する物体を認識した物体と仮定して

    アウェアネス
    マップと称するマップに示すシステムが提案されている.
    アウェアネスマップ上の物体が移動した場合でもアウェアネス
    の情報を維持,更新が可能であるが,移動物体がカメラから遮蔽された場合は情報を正しく更新できない問題があった.そこで本研究では,対象の移動物体を色及び距離情報を用いて追跡し,遮蔽の発生時や解消時にも正しく
    アウェアネス
    マップを更新できるシステムを提案する.

  • 児童への聴き取り調査を中心に
    藤森 裕治, 新井 浅浩
    読書科学
    2014年 56 巻 1 号 1-13
    発行日: 2014/03/28
    公開日: 2017/02/08
    ジャーナル フリー

    The purpose of this paper is to present, as a reference for reading education within Japan, reports on different aspects of actual reading education within the United Kingdom. More specifically, the paper consists of two investigative reports. The first is an outline of a nationwide survey of reading conducted by the National Literacy Trust. According to that survey, four books a month represents a boundary level in promoting liking for reading and positive impressions of reading. Moreover, reading enjoyment influences children's reading abilities. The second report presents data obtained from interviews with 21 children attending English boarding schools. One particularly noteworthy aspect of the data is the range of activities for reading education devised at the schools, such as encouragement through a ‘reading hero’ award, peer reading together with an adult, the creation of reading space from converted double-decker, and combinations of reading and creative writing activities.

  • ─事例報告─
    福山 千愛, 竹林 崇, 竹内 健太, 山口 理恵, 島田 真一
    作業療法
    2021年 40 巻 4 号 519-526
    発行日: 2021/08/15
    公開日: 2021/08/15
    ジャーナル フリー
    要旨:セルフ
    アウェアネス
    の低下は,日常生活動作の改善やリハビリテーションの阻害因子の1つである.しかし,セルフ
    アウェアネス
    に対する介入方法やその効果は十分に検討されていない.今回我々は,高次脳機能障害によりセルフ
    アウェアネス
    の低下を呈した回復期脳卒中患者に対し,作業活動にセルフ
    アウェアネス
    の促進を目的とした行動学的技法を組み合わせたアプローチを実施した.その結果,身体機能,神経心理学的検査結果に著明な変化がないにもかかわらず,活動パフォーマンスの向上を認め,セルフ
    アウェアネス
    の改善を示唆する知見を得た.以上より,本アプローチが,活動だけでなく,セルフ
    アウェアネス
    の改善に対して有用である可能性が示唆された.
  • タンスリヤボン スリヨン, 鈴木 貴之, 岩橋 政宏
    画像電子学会誌
    2007年 36 巻 5 号 807-813
    発行日: 2007年
    公開日: 2011/08/25
    ジャーナル フリー
    本稿では,画像圧縮の国際標準として広く普及しているJPEG2000(JP2K)を活用することで,
    アウェアネス
    映像通信システムを簡便に実現する方法を提案する.このシステムでは,通常は低いビットレートのデータ通信により「
    アウェアネス
    」が,必要に応じて追加情報の通信により「映像信号」がそれぞれ表示される.ここで「
    アウェアネス
    」とは人の存在や動きを意味し,個人の表情などの詳細は映像上隠ぺいされている.具体的には種々の形態があるが,本稿では人物領域が「半透明」かつ「暈けた」状態を意味する.提案システムでは
    アウェアネス
    の表示に必要最小限の信号成分である (1)人物領域のみ,(2)上位ビットプレーンのみ,(3)一部の帯域のみが伝送されるため,低いビットレートでの
    アウェアネス
    通信が可能となる.上記(2)により「半透明な」,(3)により「暈けた」人物映像がそれぞれ表示され,上記(2)にはJP2Kのビットプレーン分解が,(3)にはJP2Kのウェーブレット変換がそれぞれ活用される.
  • 前里 美和子, 小川 優理, 小泉 美都枝, 福田 護
    日本乳癌検診学会誌
    2021年 30 巻 1 号 35-38
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/01
    ジャーナル フリー
    「Smile Mamma Marianna」(以下SMM)は診療放射線技師を中心とした乳がん検診啓発団体である。われわれ診療放射線技師はマンモグラフィ撮影業務のなかで,高濃度乳房について日々対応策を模索している。マンモグラフィによる乳がん検診は高濃度乳房の偽陰性の問題があり1),高濃度乳房問題に対する対策としてブレスト・
    アウェアネス
    の普及が重要とされている。ブレスト・
    アウェアネス
    は「乳房を意識する生活習慣」であり1,2)「女性が自身の大切な乳房について意識して関心をもつ。乳房の健康を知り見守る習慣を身つけて,変化に気付いた際には適切な受診行動ができる」この概念を私たちはブレスト・
    アウェアネス
    と考えている。ブレスト・
    アウェアネス
    の普及は高濃度乳房の人にこそ必要であると考えられる。SMM は活動の一環として子育て中の女性や大学生との共同セミナーを行っている。セミナーでは,乳がんに関する情報提供や画像検査について加え,高濃度乳房やブレスト・
    アウェアネス
    についても内容に盛り込んでいる。子育て中の女性や大学生(若年者)は高濃度乳房の割合が高い世代であり,ブレスト・
    アウェアネス
    の概念を伝えることは,高濃度乳房問題の対策と適切な受診行動への誘導ができることが示唆される。また,この活動は学生が知るべき「がん教育」の一環としても取り入れられると考える。
  • 福林 靖博, 奥田 倫子, 中川 紗央里
    デジタルアーカイブ学会誌
    2020年 4 巻 s1 号 s80-s83
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/10/09
    ジャーナル オープンアクセス
    J-STAGE Data

    国立国会図書館は、2020年内に公開を予定している「EAST ASIA DIGITAL LIBRARY(EADL)」構築プロジェクトに参画している。EADLは、漢籍など東アジア諸言語で記されたパブリックドメインの書籍等のデジタル化データ(画像データ及びメタデータ等)のコンテンツの検索・閲覧を可能とするポータルサイトである。本プロジェクトは、2010年に国立国会図書館、韓国国立中央図書館及び中国国家図書館との間で締結された「日中韓電子図書館イニシアチブ」の下、3か国共同で開発を進めてきたものであるが、現在は日韓2か国でプロジェクトを進めている。本発表では、機能やコンテンツといった概要の紹介だけでなく、構築に至る背景や構築のプロセス、今後の展望等についても報告する。

  • 伏見 淳, 田原 梨絵, 寺田 満雄, 家里 明日美, 岩瀬 まどか, 山下 奈真
    日本乳癌検診学会誌
    2022年 31 巻 1 号 31-37
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/03/31
    ジャーナル フリー
    [背景・目的]ブレスト・
    アウェアネス
    は乳癌の早期発見につながる効率的かつ効果的な乳房の健康行動であるが,未だ広く国民に知れわたっていない生活習慣であり,積極的な啓発運動が求められている。われわれは YouTube を活用して,動画での乳癌情報提供の仕組みを確立しており,ブレスト・
    アウェアネス
    に関する動画を発信している。今回,どのようなブレスト・
    アウェアネス
    の情報がより多くの方々に届けられるかを明らかにするために,われわれのブレスト・
    アウェアネス
    関連動画を比較検討した。[方法]ブレスト・
    アウェアネス
    の啓発のために,複数の乳腺科医による十分な議論,ピアレビュー,非医療者の視聴を経て,科学的妥当性,表現や内容の理解しやすさに配慮して動画を6本作成し,YouTube チャンネル『乳がん大事典【BC Tube 編集部】』に投稿した。2020年7月から2021年6月までのこれらの動画の視聴回数・維持率を比較検討した。[結果]対象期間の全6動画の視聴回数は計7.7万回であった。そのなかで最も視聴回数が多かったのは「乳癌症状のまとめ短編」で2.9万回再生,視聴維持率も他の動画よりも高く,47.2%であった。「ブレスト・
    アウェアネス
    」を解説した動画の視聴回数は0.5万回,視聴維持率37.2%であった。[結語]「ブレスト・
    アウェアネス
    」を解説した動画よりも,症状について,さらに簡潔にまとめた動画のほうがより視聴されていた。ブレスト・
    アウェアネス
    が「自分の乳房の意識化するプロセス」を指すとおり,視聴者が「自分事と捉える」「自分の乳房を意識できる」よう,簡潔かつアクセスしやすいプラットフォームを確立し,行動変容につなげることが肝要である。さらに,社会の風潮に合わせて発信する内容や方法を改良し続ける必要がある。
  • *鈴木 貴之, 岩橋 政宏
    画像電子学会研究会講演予稿
    2006年 06-02 巻 06-02-05
    発行日: 2006/10/13
    公開日: 2007/01/31
    会議録・要旨集 認証あり
    本報告では、通常は超低ビットレートのデータ通信で「
    アウェアネス
    」を表示し、必要時には追加情報を送受信することで「映像」を表示できる新しいタイプの映像通信システムを提案する。「
    アウェアネス
    」は人の存在や動きを意味し、これだけでは人物の詳細は特定できず「プライバシー」は保護される。技術的には、JPEG2000の要素であるウェーブレット変換とビットプレーン分解を活用して人物領域を、(a)
    アウェアネス
    情報を含む基本階層(低帯域あるいは高帯域の上位ビットプレーン)と、(b) 追加情報を含む拡張階層(上記以外の帯域と下位ビットプレーン)に分ける。
    アウェアネス
    を含む基本階層には、(1) 人物領域のみ、(2)上位ビットプレーンのみ、(3) 優先された一部の帯域のみが含まれるため、データ量は極小であり超低ビットレートでの通信が可能となる。通常の映像が必要な場合には、更に拡張階層を送受信すればよい。従来の階層符号化では、(3)の優先度として分散値が用いられるが、これはSNRの意味で最適な段階的階層表示を行うものである。これに対して提案法では、優先度として「
    アウェアネス
    」といった機能を採用する。すなわち、機能的な階層符号化の
    アウェアネス
    通信への応用を提唱するものである。
  • 平澤 林太郎, 久保田 善彦, 舟生 日出男, 鈴木 栄幸, 加藤 浩
    日本教育工学会論文誌
    2008年 31 巻 Suppl. 号 49-52
    発行日: 2008/02/10
    公開日: 2016/08/04
    ジャーナル フリー
    同期型CSCLシステムである「Kneading Board」のサムネイル機能を改善し,他者の作業状況に関する
    アウェアネス
    (気づき)支援の実態を,小学校6年生「水よう液の性質」の班別実験活動での利用から評価した.学習者はサムネイルを容易に操作することができ,サムネイルから複数シートの
    アウェアネス
    情報を把握していた.学習者は,シート内はサムネイルのスクロール機能によって画面をスクロールしたり,シート間ではサムネイルの切り替え機能によって当面の作業対象のシートを切り替えたりして,目的の
    アウェアネス
    情報へ即座にアクセスしていた.これが契機となって自らの実験活動の再認識や改善が行われた.
  • 山口 学
    情報の科学と技術
    1996年 46 巻 12 号 687-690
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2017/05/25
    ジャーナル フリー
    韓国文献目録情報(KOREAN MARC ON DISC)は, 韓国国立中央図書館の韓国文献自動化目録法(KORMARC)のデータをCD-ROM化したもので, ハングル図書整理に悩んでいた日本の図書館のデータベース構築に活用できる可能性を秘めている。日本のパソコンとのデータ互換やダウンロード可能なソフト開発が今後の課題である。
  • 江上 敏哲
    情報管理
    2014年 57 巻 9 号 670-673
    発行日: 2014/12/01
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー HTML
  • 浜田 未佳, 苅田 真子, 相川 隆夫, 和田 公子
    日本乳癌検診学会誌
    2023年 32 巻 1 号 105-110
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/04/03
    ジャーナル 認証あり
    ブレスト・
    アウェアネス
    は乳房を意識した生活習慣を身につける乳房の健康教育であり,進行乳癌の減少をもたらすとされている。今回,当センターからの紹介症例からブレスト・
    アウェアネス
    の意義を検証する目的で,死亡率のサロゲートとして早期癌割合を用い,ブレスト・
    アウェアネス
    の効果を検討した。当センターで精密検査を施行し,乳癌あるいは乳癌疑いで治療施設に紹介した190例を対象とし,視触診所見,自覚症状の有無で発見動機別のグループ分けをした。さらに,ブレスト・
    アウェアネス
    の項目として,「乳房を意識した生活習慣(乳房チェック)」と「検診」の有無で4群に分類し,各群での早期癌の割合を比較した。結果,190例全体の早期癌割合は,検診のみ群と両方していた群では差はなく,両方なし群と検診のみ群では,検診のみ群のほうが有意に高かった。また,乳房チェック率と検診受診率の関係をみると,乳房チェックのある群では有意に検診受診率が高い結果であった。ブレスト・
    アウェアネス
    の検診は早期癌発見に寄与するが,乳房チェックによる上乗せ効果は小さく,乳房チェック自体は早期癌発見にあまり影響しないが,乳房チェックと検診受診には関連性があり,特に検診を受ける動機付けには乳房に関心を持つことが重要と思われる。
  • 植松 孝悦, 笠原 善郎, 角田 博子, 鈴木 昭彦, 高橋 宏和, 松本 綾希子
    日本乳癌検診学会誌
    2021年 30 巻 2 号 215-220
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/10/01
    ジャーナル フリー
    ブレスト・
    アウェアネス
    は「乳房を意識する生活習慣」であり,具体的には自分の乳房の状態を知り,乳房の変化に気を付け,変化に気付いたらすぐ医師に相談し,40歳になったら2年に1回乳がん検診を受けるという4つの習慣のことである。ブレスト・
    アウェアネス
    を啓発・促進することは今後の乳癌対策として期待されるが,現在のところ日本の一般女性に周知されているかは不明である。また,わが国の乳がん検診の受診率は低く,科学的根拠に基づく乳がん検診の理解が乏しいことも懸念されている。そこで今回,ブレスト・
    アウェアネス
    と乳がん検診,そして家族性/遺伝性乳癌の認知度について,全国の20歳から69歳の一般女性に対してインターネットによるアンケート調査を行い1,000名から有効回答を得た。回答者の5%がブレスト・
    アウェアネス
    を認知していた。科学的根拠に基づく乳がん検診方法がマンモグラフィであると正答した女性は31%であった。さらに乳がん検診の開始年齢が40歳からであると正答した女性は22%であった。回答者の71%が家族性/遺伝性乳癌を認知していた。39歳以下と40歳以上で各項目について比較したところ,有意差はなかったが39歳以下の女性でブレスト・
    アウェアネス
    の認知度が高く,40歳以上の女性が乳がん検診開始年齢を有意に正答し,検診方法としてマンモグラフィを正答する傾向にあった。今回のアンケート調査結果からブレスト・
    アウェアネス
    は十分に周知されておらず,科学的根拠に基づく乳がん検診の認知度も不十分であることが明らかとなった。ブレスト・
    アウェアネス
    の啓発・促進を行うとともに科学的根拠に基づく乳がん検診の適切な情報提供の継続が必要である。
  • 岡村 陽子
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2012年 32 巻 3 号 438-445
    発行日: 2012/09/30
    公開日: 2013/10/07
    ジャーナル フリー
    セルフ
    アウェアネス
    の獲得はリハビリテーションの効果を高めるためにも必要であるが, 同時に心理的ストレスを高めることもこれまでの研究から指摘されている。セルフ
    アウェアネス
    が十分に機能すると, 予測よりも低い自分の能力や社会的評価の低下を認識することができるようになる。そのため, 自尊心や自己効力感が低下し, 抑うつや不安といった心理的ストレスを高める結果につながる。近年日本でも積極的に実施されている包括的なアプローチに基づいた認知リハでは, セルフ
    アウェアネス
    を高めるためのグループ訓練も重要視されている。セルフ
    アウェアネス
    を高めることを目標としたグループ訓練を考える際には, 心理的ストレスの状態に十分注意して自尊心や自己効力感を高めることに配慮する必要がある。
  • 内田 千絵, 入駒 麻希, 吉田 雅行
    日本乳癌検診学会誌
    2023年 32 巻 2 号 141-144
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/30
    ジャーナル 認証あり
    「ブレスト・
    アウェアネス
    」(乳房を意識する生活習慣)をどう普及していけば良いのか,その現状を第32回日本乳癌検診学会(Japan Association of Breast Cancer Screening:以下JABCS)学術総会参加者と共有し,ともに考えていくことを目的とする。JABCS 会員(会員3,812人のうちニュースメール購読登録者3,342人)を対象に,「ブレスト・
    アウェアネス
    」の普及の実感度やその要因などを問う設問内容で事前アンケート調査を実施した。172人(医師85人;49.4%,医師以外87人;50.6%)からの回答を得ることができた(回答率5.15%)。「ブレスト・
    アウェアネス
    」の一般市民への普及の実感度としてその概念は「普及していない」との回答が148人(86.0%)を占めた。その要因として,「一般市民に向けての情報発信量が少ない」との回答が133人(39.5%),「病気を発症する前の予防に関して興味が低い」との回答が88人(26.1%)であった。「ブレスト・
    アウェアネス
    」を広く普及するためにすぐに取り組むことができることとして,身近な人たちへ正しく啓発できるように,まずは我々医療従事者が正しい知識を身につけることが大切であると考える。また,日頃から「乳房を意識する」という概念の啓発を地道に継続していくことも大切であるのではないか,と考える。
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