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クエリ検索: "ジヒドロテストステロン"
315件中 1-20の結果を表示しています
  • 1. ラット顎下腺におけるアンドロジェンの代謝
    勝川 秀夫, 中村 孝雄, 田名部 雄一
    日本畜産学会報
    1980年 51 巻 3 号 159-164
    発行日: 1980/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    ラット顎下腺はアンドロジェンの影響下にあることが知られているが,本実験では成熟雄ラットの顎下腺におけるアンドロジェンの代謝と経路をin vitroの方法により明らかにしようとした.ラット顎下腺では5α-水素添加酵素活性が高く,アンドロステンジオンおよびテストステロンはそれぞれ5α-アンドロスタン-3,17-ジオン,アンドロステロン,5α-
    ジヒドロテストステロン
    ,5α-アンドロスタン-3α-,17β-ジオールに転換された.この場合,アンドロステンジオンの5α-
    ジヒドロテストステロン
    への転換率はテストステロンの5α-
    ジヒドロテストステロン
    への転換率よりも高い傾向を示した.次に,3H標識のアンドロステンジオンと14C標識のテストステロンを基質に用いて二重標識追跡実験を行った.5α-
    ジヒドロテストステロン
    3H:14Cの値を基質の3H:14Cの値で除した値はインキュベーション開始後30分(5分,0.99;15分,2.22;30分,4.83)まで高まる傾向にあったが,その後60分(2.99)および120分(1.16)では低下した.
  • 上杉 志成
    ファルマシア
    2008年 44 巻 5 号 463-464
    発行日: 2008/05/01
    公開日: 2018/08/26
    ジャーナル フリー
  • 川端 五十鈴, 小田 恂, 村田 哲郎, 折茂 肇
    AUDIOLOGY JAPAN
    1985年 28 巻 4 号 387-388
    発行日: 1985/08/30
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 手計 雅彦, 明壁 史弥, 田頭 栄治郎, 熊谷 道彦
    日本補完代替医療学会誌
    2008年 5 巻 3 号 219-224
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    目的:ブタプラセンタエキスの抗アンドロゲン作用について検討をおこなった.
    方法:アンドロゲンレセプターを持つヒト前立腺癌細胞株 LNCaP.FGC を用いてブタプラセンタエキスの細胞増殖に及ぼす影響を検討した.また去勢ラットを用いて外因性のアンドロゲンの検討を行った.
    結果:ヒト前立腺癌細胞株 LNCaP.FGC を用いた検討では,培養系に
    ジヒドロテストステロン
    を添加せずにブタプラセンタエキスを添加した場合は,細胞増殖に影響を示さなかったが,
    ジヒドロテストステロン
    を添加した群では,ブタプラセンタエキスの添加量に依存して細胞増殖の抑制が認められた.また,培養上清中の PSA (prostate specific antigen) 量は,ブタプラセンタエキスの添加量に依存して低下が認められた.また,ウエスタンブロットによる検討では,アンドロゲンレセプターの産生量が減少していた.
    去勢したラットを用いた外因性のアンドロゲンの検討においても,テスロステロンの作用を抑制する傾向を示した.
    結論:ブタプラセンタエキス中には,アンドロゲン作用を抑制する物質が存在することが示唆された.
  • 宗 祐人, 小山 洋一, 中林 正一, 八尾 恒良, 佐々木 悠, 池田 稔, 二宮 健
    日本内科学会雑誌
    1990年 79 巻 8 号 1083-1084
    発行日: 1990/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    多くの内分泌疾患が受容体異常症の概念で捉えられ注目されている.症例は20才男子.著明な女性化乳房,尿道下裂手術既往,染色体46XY,血中テストステロン, 5α
    ジヒドロテストステロン
    ,エストラジオール高値, LH・RH負荷正常,睾丸生検組織像などよりアンドロゲン不応症のReifenstein症候群と考えられた1例を報告した.本症の本邦報告例は十数例を認めるに過ぎない.
  • 鈴木 龍一郎, 山下 息吹, 佐野 愛子
    アロマテラピー学雑誌
    2024年 25 巻 2 号 19-24
    発行日: 2024/07/30
    公開日: 2024/07/30
    ジャーナル フリー

    本研究では,肌荒れや脱毛の原因の一つとして考えられている5α-リダクターゼの働きを阻害する精油の探索を行った。精油は市販されている30種類を評価した。その結果,サンダルウッド(Santalum album),ジャーマンカモミール(Matricaria recutita),パチュリ(Pogostemon cablin),ローズ(アブソリュート)(Rosa × damascena)に5α-リダクターゼの阻害効果が認められた。そこで活性の認められた精油に含まれている主要成分を確認するため,GC-MS分析を実施したところ,ジャーマンカモミールにはbisabolol oxide A,ローズ(アブソリュート)には2-phenylethyl alcohol,パチュリにはpatchouli alcoholが主要成分として検出された。次にこれらの成分の5α-リダクターゼ阻害活性を評価したところ,patchouli alcoholのみが活性を示し,その50%阻害濃度は29.8 µg/mL(133 µM)であった。このことからパチュリの5α-リダクターゼ阻害活性の一部はpatchouli alcoholが担っていると考えられるが,精油が示す生物活性は含まれているさまざまな成分の複合的な作用も考えられるため,精油の品質評価においては,その他の成分についても着目する必要がある。

  • 宇治 達哉, 斉藤 等, 南里 真人, 桑田 由美, 山本 明良, 三宅 秀和
    日本泌尿器科学会雑誌
    2002年 93 巻 2 号 348-
    発行日: 2002/02/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • 小川 忠丈
    日本皮膚科学会雑誌
    1986年 96 巻 7 号 719-
    発行日: 1986年
    公開日: 2014/08/08
    ジャーナル 認証あり
    上皮成長因子(RGF)のヒト皮膚線維芽細胞(HSF)とヒト胎児肺線維芽細胞(HEL)に対する増殖,DNA合成,ならびに蛋白合成効果を調べた.さらに,これらの作用が
    ジヒドロテストステロン
    (DHT)により培養系においても生体内と同様に影響を受けるか否か,及びその程度を明らかにする為に増殖細胞数,細胞への3H-チミジンおよび3H-プロリンの取り込み量を測定した.培養細胞へのEGFの添加はHSF,HELにおいて,ともに細胞数,チミジン取り込み量の増加をEGF濃度依存性に認めた.これにDHTを添加すると,さらにチミジンの取り込み量が増加した.一方プロリンの取り込みに対してはEGFはまったく影響はなかった.しかしながら,これにDHTを添加することによりプロリンの取り込み量は増加した.以上の結果から,EGFは培養HSFおよびHELに対してDNA合成と細胞の増殖を促進させる効果があり,DHTはさらにこれらの効果を促進させることがわかった.また,これらの線維芽細胞に対してEGFはプロリンの取り込みによる蛋白合成の促進効果はなかった.しかしDHT添加により,蛋白合成の促進効果が出現することがわかった.
  • ―ステロイドを中心として―
    南原 利夫
    RADIOISOTOPES
    1984年 33 巻 6 号 413-422
    発行日: 1984/06/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 菊池 元宏, 大沼 秀男, 小平 由美, 鈴木 昭宏, 川上 徹, 中西 信吾
    Journal of Reproduction and Development
    1993年 39 巻 5 号 j17-j21
    発行日: 1993年
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    雄馬の血中テストステロン(T)と
    ジヒドロテストステロン
    (DHT)の日内変動と24時間平均濃度に対する年齢と季節の影響を調べるために,延べ22頭の雄馬から各季節ごとに1時間間隔で24時間にわたって採血し,両ホルモンをRIA法で測定した.11~17歳の雄馬(11~17歳群)では, T濃度は各季節とも明瞭な2つのピークが認められた.第1ピークは昼間,第2ピークは夜間に現れた.第1ピークの出現時刻と日出時の間には有意な相関が認められた(r=0.69,P<0.05).一方, DHT濃度は低値で推移し,明らかなピークはみられなかった.20~21歳の雄馬(20~21歳群)では,T濃度は二相性変化を示さず,またDHT濃度は低値で推移し,明瞭なピークはみられなかった.11~17歳群の両ホルモンの24時間平均濃度は夏季が最も高く,秋季が最も低かった(T,P<0.01;DHT, P<0.05).20~21歳群のT24時間平均濃度は春季が最も高く,秋季が最も低かった(P<0.05).DHT平均濃度は冬季と春季が夏季と秋季よりやや高かったが,有意な差ではなかった.同じ季節について群間の24時間平均濃度を比較すると,夏季における11~17歳群のT24時間平均濃度が20~21歳群より有意に高かった(P<0.05).しかし,それ以外では有意な差は認められなかった.したがって,雄馬の血中T濃度は二相性に変動し,その変動は24時間平均濃度とともに年齢と季節に影響されるといえる.
  • 第2編: ラット前立腺背側葉上皮の初代培養細胞の増殖に対する性ホルモンおよび前立腺組織抽出液の影響
    中本 貴久
    日本泌尿器科學會雑誌
    1988年 79 巻 1 号 96-103
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    ラット前立腺の背側葉由来上皮の初代培養細胞の増殖に対する性ホルモン, および各種前立腺組織抽出液の効果を検討し, 以下の結果を得た.
    (1) テストステロン, および
    ジヒドロテストステロン
    は培養細胞の増殖に影響を与えなかった.
    (2) アンドロゲンに依存して前立腺の増殖が盛んな成長期ラット (4~6週齢) の前立腺背側葉からの組織抽出液は, 培養細胞に対する増殖促進効果を示した. しかし増殖から分化へと切り替わる思春期のラット (8~10週齢) の組織抽出液では増殖促進効果が減少し, 増殖が終了し分化機能が発達した成熟ラットのそれには培養細胞に対する増殖促進効果が認められなかった.
    (3) Dunning 腫瘍からの組織抽出液は前立腺背側葉由来上皮の培養細胞に対して濃度に依存した増殖促進効果を示し, ヒト前立腺癌組織抽出液も活性は低いものの濃度依存性の増殖促進効果を示した.
    以上のことから, アンドロゲンが前立腺上皮細胞の増殖に直接的に関与するのではなく, アンドロゲンは前立腺の上皮以外の細胞 (間質) に作用して前立腺上皮細胞の増殖促進因子の産生を促し, この増殖促進因子を介した間接作用により上皮細胞の増殖をきたすことが示唆された. また癌組織は, 前立腺上皮細胞の増殖を直接促進する因子を含んでいることが示された.
  • 坂田 雷太
    獣医臨床皮膚科
    2013年 19 巻 2 号 75-77
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/20
    ジャーナル フリー
  • ゴンザレス シルビアM.T., 川島 光夫, 上吉 道治, 桑山 岳人, 田中 克英, 一戸 健司
    日本家禽学会誌
    1994年 31 巻 5 号 354-357
    発行日: 1994/09/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    白色レグホーン種の休産鶏にプロジェステロン,エストラジオール-17β, 5α-
    ジヒドロテストステロン
    をそれぞれ単独で1回筋肉内に注射し,その2時間後に下垂体前葉を採取して前部腺体並びに後部腺体におけるVIPレセプターの特異的結合量を放射性ヨード標識ニワトリ血管作用性腸ペプチド(VIP)を用いたラジオリガンド•アッセイによって測定した。その結果,プロジェステロンを注射した場合のみにおいて両腺体における特異的結合量の増加が認められた。
  • 本山 充希, 古閑 豊和, 野見山 桂, 中川 修平, 松尾 英樹, 篠原 亮太
    環境化学
    2006年 16 巻 4 号 615-626
    発行日: 2006/12/25
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    下水汚泥または畜産廃棄物コンポスト中のエストロゲン及びアンドロゲン残存量の調査を行った。コンポスト26サンプル中からE1はすべてのサンプルから検出され, E2は21サンプル, E3は1サンプルに検出された。EE2は検出されなかった。テストステロンは21サンプル中18サンプルに検出された。酵母Two-hybridアッセイによる内分泌攪乱性調査の結果, エストロゲン活性はコンポスト21サンプル中13サンプルから確認され, アンドロゲン活性は2サンプルに確認された。本研究結果から, 一般に市販される下水汚泥または畜産廃棄物コンポスト中から性ホルモンが検出され, その半数以上にエストロゲン活性が確認された。
  • 福住 仁, 池田 孝則, 成田 裕久, 田窪 孝年, 松田 卓磨, 谷口 忠明
    日本薬理学雑誌
    2006年 127 巻 6 号 495-502
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/08/01
    ジャーナル フリー
    フィナステリドは5α-還元酵素II型(5αR2)の阻害薬で,頭皮や前立腺などの標的組織において,テストステロン(T)から,
    ジヒドロテストステロン
    (DHT)への変換を選択的に阻害する.フィナステリドの5αR2阻害作用の選択性は高く,ヒト由来5α-還元酵素I型(5αR1)とヒト由来5αR2で比較した場合,約120~600倍であった.DHTは男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia:AGA)の主な原因として知られており,したがって,DHTの生成を阻害することでAGAを改善できると考えられた.また,フィナステリドはアンドロゲン,エストロゲン,プロゲステロン,グルココルチコイドおよびミネラルコルチコイド受容体に対するin vitroにおける親和性を示さず,また,in vivoにおける直接的なエストロゲン様作用,抗エストロゲン作用,ゴナドトロピン分泌抑制作用,アンドロゲン様作用,プロゲスチン様作用および抗プロゲスチン作用を示さなかった.AGAモデル動物であるベニガオザルにフィナステリド(1 mg/kg/day)を6ヵ月間経口投与したところ,毛髪重量と毛包の長さは増加し,ヘアサイクルにおける成長期の毛包が増加した.AGAの男性を対象とした48週間の本邦臨床試験で,投与前後の写真評価および患者自己評価により有効性を評価した結果,フィナステリド1日1回0.2 mgおよび1 mg群の有効性はプラセボ群に比べて有意に優れ,忍容性は良好であった.外国臨床試験において,頭頂部の脱毛症に対する5年間にわたるフィナステリド1 mg投与はおおむね良好な忍容性を示し,頭髪を改善した.また,フィナステリド1 mgは前頭部の脱毛症においても頭髪を改善し,別の外国臨床試験では,ヘアサイクルを改善した.フィナステリド(0.2 mgおよび1 mg)は5αR2の選択的阻害という作用機序に基づいて明らかな有効性を示し,長期投与時の安全性も高いことから,男性における男性型脱毛症用薬として有用な薬剤になると考えられる.
  • 2. ラツト顎下腺のステロイド代謝酵素活性の週齢にともなう変化
    勝川 秀夫, 中村 孝雄, 田名部 雄一
    日本畜産学会報
    1980年 51 巻 3 号 165-170
    発行日: 1980/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    ラット顎下腺に存在するアンドロジエン代謝酵素活性の週齢にともなう変化を調査する目的で,1, 2, 3, 4, 5, 7および10週齢の雄性ラットの顎下腺ホモジネートをそれぞれアンドロステンジオンおよびテストステロンとともにNADPH存在下で,37±0.5°C,酸素気流中にて60分インキュベートした.本実験で用いたすべての週齢にあるラット顎下腺はアンドロステンジオンおよびテストステロンをそれぞれ5α-アンドロスタン-3,17-ジオン,5α-
    ジヒドロテストステロン
    ,アンドロステロン,5α-アンドロスタン-3α, 17β-ジオールに代謝した.これらのアンドロジェンの代謝に関与する5α-水素添加酵素の活性は1週齢で高く,その後週齢の経過とともに5週齢まで漸時低下したが7および10週齢では高まる傾向を示した.また,ステロイド17β-水酸基•脱水素酵素活性はアンドロステンジオンを基質とした時,5週齢までほぼ一定であったが,7および10週齢ではこれより高い値を示した.一方,テストステロンを基質にした時,ステロイド17β-水酸基•脱水素酵素の活性は1週齢で最も高い値を示し,その後週齢の経過とともに低下した.
  • 植木 眞琴
    ファルマシア
    1997年 33 巻 9 号 1005-1008
    発行日: 1997/09/01
    公開日: 2018/08/26
    ジャーナル フリー
  • *田村 和広, 宮岡 宏明, 太田 浩一朗, 宮川 真由子, 吉江 幹浩, 岡松 滋美, 仲宗根 豊一
    日本繁殖生物学会 講演要旨集
    2019年 112 巻 P-14
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/27
    会議録・要旨集 フリー

    【背景・目的】 近年,沖縄産エリ蚕蛹を宿主とする冬虫夏草(子実体)の栽培が成功している。冬虫夏草は,古くから強精強壮・不老長寿の妙薬として珍重されているが,その薬理作用や薬効の詳細は不明である。そこで,このエリ蚕蛹を宿主とする子実体(仮称:琉球夏草)の活性を調べる目的で,オスの生殖内分泌系に及ぼす影響について検討した。【方法】 男性更年期障害モデルとして去勢(精巣摘出)ラットを用いた。この去勢ラットにテストステロンプロピオン酸エステル(TP:1 mg/kg,隔日投与)と共に琉球夏草(RK)由来抽出エキスを12日間連続投与し,精嚢腺,前立腺重量・サイズの変化を評価した。また,培養ラット精巣細胞を用いてテストステロン分泌に対するRK抽出エキスの作用を検討した。【結果】 去勢により萎縮した精嚢腺と前立腺重量は,TP投与により増加した。RK抽出エキスの投与は,精嚢腺重量やサイズに影響しなかったが,前立腺重量を低下させた。一方,血中テストステロンやその活性代謝物

    ジヒドロテストステロン
    値は,RK投与により上昇した。さらに,低用量の黄体形成ホルモン(LH)とジブチリル(db)-cAMP刺激下でみられる培養精巣細胞(ライディヒ細胞)からのテストステロン分泌の亢進作用は,RK抽出エキスにより促進された。【考察】 琉球夏草に含有される成分は,テストステロンの異化を抑制する一方で,テストステロン産生を亢進することが示唆された。よって,琉球夏草由来素材が男性不妊や更年期障害を改善する効果を有することが期待される。

  • *牧田 美穂, 宮野 隆
    日本繁殖生物学会 講演要旨集
    2014年 107 巻 P-50
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】卵胞の体細胞によって合成,分泌されるステロイドホルモンは卵胞形成に重要な機能を持つ。最近,アンドロステンジオン(A4)がウシ卵母細胞の体外発育において成熟能力の獲得に効果的に作用することが報告された。しかし,A4は顆粒膜細胞によってエストラジオール17β(E2)に変換されるアンドロジェンであるため,A4が卵母細胞の成熟能力の獲得に直接作用を持つのか,あるいは変換されたE2が作用するのかは不明である。本研究では,E2に変換されないアンドロジェンである
    ジヒドロテストステロン
    (DHT)を添加した培養液中で卵母細胞−顆粒膜細胞複合体を培養し,アンドロジェンが卵母細胞の体外発育に及ぼす影響を調べた。さらに,卵母細胞に及ぼすアンドロジェンの影響に対するアンドロジェンレセプター阻害剤(ヒドロキシフルタミド:OHF)の阻害作用を調べた。【方法】直径0.4~0.7 mmのウシ初期胞状卵胞から直径90~100 μmの卵母細胞を含む卵母細胞−顆粒膜細胞複合体を採取し,E2,A4,テストステロン(T)またはDHTを単独あるいは同時に添加した発育培養液中で14日間培養した。E2とA4またはDHTを同時添加した培養液に,さらにOHFを添加し,同様に培養した。培養後,卵母細胞を 22時間成熟培養し,核相を観察した。【結果および考察】14日後,DHT単独添加培養液中では,ほとんどの卵母細胞が裸化し退行したが,E2,A4またはT添加培養液中では卵母細胞の生存性は高く維持された(59~80%)。その後の成熟培養では,E2単独添加(25%)に比べ,E2とA4またはDHTを同時に添加した培養液中で発育した卵母細胞は高率に第二減数分裂中期へと成熟した(43~52%)。しかし,これらの培養液にOHFを添加すると,卵母細胞の成熟率は低下した。本研究結果から,卵母細胞の発育過程において,アンドロジェンは卵母細胞の成熟能力の獲得に直接作用することが明らかとなった。
  • 滝上 裕一, 細山田 真, 木村 真規, 齋藤 英胤
    痛風と核酸代謝
    2011年 35 巻 1 号 93-
    発行日: 2011年
    公開日: 2015/04/01
    ジャーナル フリー
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